2018年12月16日

あはれをかしの物語展


この度の個展は、無事終了しました。
沢山の方々が御来場、御高覧下さり、誠に有り難いことです。


殊に8日のギャラリートークは盛況、
さすがに平野啓子さまのフアン・・・・
大勢ご参加下さり、重ねて有り難い事でした。





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小堀桂一郎先生も駆けつけて下さり、
賑やかな会場でした、
かたりすと・平野啓子さんの名人芸を観た方は大感激!!
かぐや姫が降臨してきたみたい・・・・・でした。



詳報はおいおいに・・・お伝えします・・・








posted by 絵師天山 at 14:51| Comment(0) | あはれをかしの物語展

2018年12月05日

あはれ・をかしの物語展


  【竹取】




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この作品は竹取と題して、第69回春の院展に出品しました。
50号のMサイズ。すこし長い四角です。
竹林の闇に光が射す気配と
月の揺り籠に抱かれている産まれたてのかぐや姫様


はげ!?

頭の毛は
生まれたたての赤ちゃんはたいてい解らないくらい薄い
禿げてはいないけれど、
ごく稀に黒々した赤ん坊も居ないではありませんが
こんなに立派なはげ・・・は・・・


月の世界から地球の竹林にイキナリ顕れて
三ヶ月で成人する・・・
つまり、人間よりも美しいが人間では・・・ない・・・
宇宙人みたい、だから、始めは毛が無い方が可愛い?
と思ったので、・・・こう、描きました。


産着も工夫して、
亀甲紋様の地に向い蝶の丸紋・・・
とし、・・・立体感をわざと無視。
新月の細い月の輪に産着を纏った姫を
上手く嵌めようと・・・・



竹林の重厚な暗さは、より神秘感を深める様に・・・・


元光る竹なむ一筋ありける
三寸ばかりなる人
いと美しうてゐたり
この稚子
麗はしき事世になく
屋の内は暗き処なく光満ちたり・・・・

心地悪しく苦しき時も
この子を見れば苦しき事もやみぬ
腹立たしき事も慰みけり・・・



御存じ竹取物語冒頭、
かぐや姫の生い立ちであります。





posted by 絵師天山 at 10:00| Comment(1) | あはれをかしの物語展

2018年12月04日

あはれ・をかしの物語展

展示最終チェック・・・・




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照明、配置、高さ、間隔・・・・
それぞれに会場を盛り上げ・・・・


いよいよ明日開幕です!

【あはれをかしの物語】高橋天山日本画展

日本橋三越本店6階特選画廊
12月5日〜10日
8日午後二時よりギャラリートーク
語り部 かたりすと 平野啓子氏が竹取物語を語って下さいます。


御来場お待ちしております。




posted by 絵師天山 at 15:51| Comment(0) | あはれをかしの物語展

あはれ・をかしの物語展

平成30年12月5日〜10日
日本橋三越本店6階特選美術画廊にて
【あはれをかしの物語】個展





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          【末摘花】



紅花の古名は、末摘花、すえつむはな・・・・と読みます。
紅藍、ベニアイ・・・とも呼び、久礼奈為、・・・・と書いて
クレナイ・・・と読む。万葉仮名ですね。


末摘む花、と呼ぶのは源氏物語に出てくるくらいの昔。
クレナイ・・、と呼ぶのは、もう、どのくらい前か分からないくらい昔から・・・

紅色の美しさに圧倒された女性が命名した・・・
のではないかと、思うのです。

超欲しィ!!!・・・
クレナイ?・・・・
の・・・


久礼奈為という漢字を当てたのはそんな昔じゃあなく
漢の文字が移入されて
従来のヤマト言葉に字を当てたら
・・・・こう、なった。


ホントに美しい。
画家として、この美しい色が出せなきゃ!?
・・・・・・出せれば大したものだが、
相当する絵の具は無く、
近い感じの色味を出すのさえ難しい。


輝くような、ほのめくような、澄き透るような紅色。

山形県の特産物です・・・、
紅花の畑もキレイ。7月1日に必ず一輪咲く。
これは実に不思議、広ーーーい畑を探すと
必ず気の早い一輪咲きに出会う。

咲き始めは黄色だが、日ごとに紅色に近づく
殊に花の芯から紅がにじみ出したような
朱に染まる黄色を楽しめる
ガクや葉に棘があって触れるとチクチク痛い
それを我慢して花を摘み取って紅モチに加工・・・


紅モチに加工するのには
大変な熟練の技と手間がかかり
出来あがった紅モチは
同じ重さの金よりもズット高値がつく。

大量の紅モチが無いと
紅染めは出来ない・・・・、一反の生地を染めるのに・・・

畑で種蒔きする所から、反物に染め上がるまで
それはそれは・・・深く長い道のり。


紅モチを溶かし出した溶液を頂いたことがあって
少し濁った紅色の半透明の液体・・・
それを、
胡粉の地塗り・・・美しい白さに溢れた、
真っ白な画面に塗ってみた・・・
塗り重ねるごとに紅色が濃くなってゆく
が、乾いて後、何日か経つと
紅色が黄褐色にトーンダウンして行く。
綺麗とは言い難い・・・・


紅染めの衣装は古来
日光には当ててはいけない・・・・・モノ


陽に当てると紅色が消えてなくなる・・・・

あああーーー
紅の御衣装は
深窓のお姫様のみに与えられた特権だった・・
外出する必要のない人・・・だけのモノ・・・

パンピーにとって
それはそれは残念な、・・・貴重な、
この世で最高の・・・・美しい色・・・・


なのに、末摘花と呼ぶ。

末に摘み取るほどオヘチャ・・・?

簡単に言えば、

ブスには誰も声を掛けない
・・・女性の美醜を語れば、
末代まで祟られるのに・・・
ブス!と言わずに、末摘花・・・
と言い換えたのは、日本人の美意識。
思いやり・・・


しかも、ホンモノの末摘花は、
実は
最高の色彩の元ですから・・・・・!!!


もののあはれ、ここに極まる。







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2018年12月03日

あはれをかしの物語展

平成30年12月5日〜10日
日本橋三越本店6階特選画廊
【あはれ・をかしの物語 高橋天山 日本画展】開催
12月8日午後二時よりギャラリートーク
特別ゲスト、語り部 かたりすと 平野啓子氏 による竹取物語を上演します




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          【源氏物語・紫の上】




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          【同、部分】





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          【娘道成寺】



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          【同、部分】





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          【羽衣】





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          【源氏物語・須磨】





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          【源氏物語・明石】





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          【源氏物語・花散里】





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          【出雲の阿国】



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          【同、部分】





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          【かぞえうた】







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2018年12月01日

あはれをかしの物語展

竹取物語絵巻の表装が出来上がって
この度の個展出品作品の柱となります。
表具は、岐阜の“ゑ絹”さん


シンプルで上品な仕立てにしていただきました。その全貌をお見せしましょう。
勿論、映像で満足されない方は、会場にお運びください。




          
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今はとて天の羽衣着るをりぞ君をあはれと思ひいでける

逢ことも涙にうかぶ我が身には死なぬくすりも何にかはせむ

御文、不死の薬、並べて火を付けて燃やすべきよし、うけたまはりて
つはものども山へ登りけるよりなん その山をふじの山とは名づけける・・・・・






          


posted by 絵師天山 at 23:28| Comment(0) | あはれをかしの物語展

2018年11月13日

【あはれをかしの物語】個展



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           【源氏物語小屏風】


平成30年12月5日〜10日
日本橋三越本店6階特選美術画廊にて
【あはれをかしの物語】個展

12月8日午後二時からは、ギャラリートーク。
特別ゲスト、平野啓子氏をお招きして竹取物語を語っていただく予定です。
平野さんは平成の語り部。“かたりすと”としてご活躍されています。




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日本の語り芸術を高める会 会長
大阪芸術大学芸術学部放送学科教授
武蔵野大学非常勤講師
(日本文化研究/朗読・語り・舞台演出)
警察大学講師(話し方)、
日本語大賞審査員・・・・等々、多方面のご活躍!!




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この【かぐや姫】の作品を公演で使っていただいたのがきっかけで、知遇を得まして、
つい先日も「語り」生活三十周年記念公演、を拝見したばかり・・・・・


日本の語り芸術を高める会の記念公演
起〜ki〜語りの初心にかえる
と題され、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、
太宰治の「カチカチ山」・・・・
聞き惚れる・・・という表現が一番近い内容でした!




ギャラリートークにお越し願ったのは
竹取物語の語り公演を聞かせてもらった故。
この方なら、是非ぜひ!!と・・・・




SEIZA★no,86 2018誌の巻頭随筆で平野さんはこう語っておられます。
                    
     「語り」での出会いーかぐや姫のらぶれたぁ   
               平野啓子



「読みたい人!」と先生が教室でみんなに向って問いかける。私は勢いよく手をあげる。古文の授業の『竹取物語』。大空から天人がこの世のものと思えない清らかな装束を着てかぐや姫を迎えに来る幻想的かつ緊迫感のある場面だった。天人たちの中に王と思われる人がいる。わたしは雰囲気を一心に声に集中させた。ムードたっぷりに、はい!「その中に王とおぼしき人・・・」すると、この瞬間、教室内がざわついた。「王を『玉』と読んだ」とクラスメートたちがクスクス笑っている。そこへわたしの斜め前の男子が「確かに王は玉だよな」と声を高くして言ったのをきっかけに、大爆笑が起こりしばらく止まらなかった。恥ずかしさで全身がかーっと熱くなった。全体に美しく不思議な生死観も感じる大好きな物語だった。わたしは玉と思い込んでいたのだ。優れた立派な貴人への美称なのだと、だのにこんなに笑われて、「ぎょく」と読めばまだよかったかも知れないのに、「たま」と言ってしまったのだ。

 
 と、このような思い出を持つわたしは、今「語り」を生業とし、その『竹取物語』を上演作品の主要演目にしている。国立劇場をはじめさまざまな劇場で、浜離宮恩賜庭園の屋外で、そして海外でも!
 日本最古の物語文学である。かぐや姫がいよいよ月に帰る、感情が煮詰まった後半に和歌が登場。また、意外に知られていないが、最後に富士山が描かれている。帝は姫からもらった不老不死の薬と手紙を天に一番近い山で焼く。そして、「その山を、ふじの山とはなづけける。その煙、いまだ雲の中へ立ち昇るとぞ、言ひ伝へたる」で物語が締めくくられるのだ。

 
 もともと趣味で朗読を始め、もっと上手になりたいと思ったとき、鎌田弥惠(かまたみつえ)師と出会い、「語り」の世界に入った。名作文学を全文暗誦する「語り」は、たとえ誰が書いた文章であっても、その言葉を自分の心に刻み込み、自分の表現として声に出す。


 平成26年度に文化庁文化交流使として日本の「語り」を紹介するためにドイツ、トルコに派遣していただき、計八か所で上演した。かぐや姫が天に帰る別れのシーンでは、多くの外国人たちが心を動かされている様子だった。「語り」は国境を越えにくいジャンルと言われていたが、紀憂に終わった。

 上演後、日本語がどのように聴こえているのかを客席の外国人に聞くと、どちらの国でも、「音楽のようだ」と言われた。音節のほとんどが子音+母音でできている日本語は、ゆっくり話すと確かに音楽のように聴こえるのだろう。今でもわたしはあの『玉』の部分になると、毎回背筋がピンとして緊張する。間違えないように、祈るように丁寧に口にする。いっそう音楽的なのではないか。
 
 それにしても、かぐや姫が帝に最後に書いた手紙といったらいったいなんだ。「今はとて天の羽衣着る折りぞ君をあはれと思い出でける」・・・羽衣を着て月に帰る今こそあなたを愛しく慕わしく思う・・・なんて、最高の憧れの女人から今生の別れにこんなことを言われたら、もう帝の心に永遠に残り、かわいそうに帝はきっと他の女に恋ができなくなるのではないか。

 
 和歌や短歌は、主語や登場人物の固有名詞がぼかされていることが多くて、最近とみに心惹かれる。かぐや姫の和歌だって、もし、うっかりどこかに落としてしまい誰かに見られても「え、わたしのことじゃありません」と姫はすぐに否定できる。メールで送ろうが、流出しようが、誰が誰に向けて書いたかなんて本人同士のみが知る。便利だ。自分の想いをわずかな語数で表して相手に送ろうとする時に、必死に語彙を探る。なかなか見つからなくて、辞書を引き始める。先人の歌を紐解いたりもする。ピタリと当てはまる言い回しになった時に、送信ボタンを押して相手に想いを届ける。もし、気に入ってもらえたら、改めて手書きで書いて渡す。恋人が相手の場合は、そういう時間がすべて、いとしき恋の時間だ。

 
 今も昔も変わらない、人の心模様。それが、それぞれの時代の言葉で描かれ現代のわたしたちに届いている。母語はその国の文化の土台だと高名な先生がおっしゃっていた。歴史、宗教の違うそれぞれの国で培われた感性、習慣の中ではぐくまれた、コミュニケーションの大部分を占める言葉。「語り」に携わっている限り、言葉に触れる素敵な時間を過ごす人生である。今年は、わたしの語り生活三十周年になる。




      

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             【竹取物語絵巻】天人降下




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             【竹取物語絵巻】かぐや姫誕生





「語り」楽しみです!
          




           
posted by 絵師天山 at 09:00| Comment(0) | あはれをかしの物語展

2018年11月12日

【あはれをかしの物語】個展

12月5日〜10日
日本橋三越本店6階特選画廊
【あはれをかしの物語】個展出品作品より





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【故郷】




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         部分図

“うさぎ追いしかの山 小ブナ釣りしかの川 夢は今も巡りて・・・・・・”
うす霞む青空、紫色の山並み、山桜の白、そして緑。
春の里山は淡やいだ色彩の共演、名ドラマ・・・・・・






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           【秋映】

神々しいまでの紅葉、写しだす山湖の名水。
繰り返し描いてきたテーマであり、紫色にけぶるみちのくの深い秋を想います。






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            【ゆく蛍】

どうかするとたいそう暑い日もある初夏の宵。
谷間を埋め尽くす合歓の花房もしっとり湿って、はんなりと蛍火に浮かび上がる・・・・
“くれがたき 夏の日ぐらし ながむれば そのこととなく ものぞ哀しき”




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          部分図





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             【源氏物語・花散里】

様々な心労が続き、世の中をもの憂くばかり思われる光の君。
御忍びで出かけた中川のほとり、かつての恋人が弾く琴の音に魅かれ邸を望むけれど、答えはなく、
いつも優しく大らかに迎え入れてくれる花散里をなつかしく思うのでした。












posted by 絵師天山 at 22:16| Comment(0) | あはれをかしの物語展

2018年11月11日

【あはれをかしの物語】個展

12月5日〜10日
日本橋三越本店6階特選画廊
【あはれをかしの物語】個展出品作品より





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【朔日】(ついたち)

けじめの日、元日・・・ツイタチ・・・に昇る日輪は、襟を正す思い。
背筋が伸びる様です






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          【山湖の名月】

四季のうち、秋が一番好き。今年は殊にそう・・・・紅葉も良いが、盛りを過ぎ雪を待つころも良いですねぇ





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           【錦織】

紅葉の有様は、錦の織物のよう・・・・・ホントに





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            【狆曳き女官】

宮中の奥座敷でも鳴き声一つもらさない為に、貴人のペットとして愛されて来た犬、狆。
専任の女官も大切にされ、他の従者には無い特権さえありましたが、相応に当然、誰からも(犬からも)好かれる女性でなければ務まらなかった様です。




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            【三日月】

仄かな月の光に、川面がうっすらと浮かび上がります・・・・




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2018年11月08日

【あはれをかしの物語】個展

12月5日〜10日
日本橋三越本店6階特選画廊
【あはれをかしの物語】個展出品作品より





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【不二山】

かぐや姫を月の世界に連れ戻してしまった天人達が、ご褒美にくれた“不死の妙薬”。
かぐや姫が居ない世界で不死になっても仕方がない、天に一番近いところで燃やしてしまいなさい、と
御門はおおせになり勅命を受けたもののふ共が、その頂で妙薬を焼いたのでその山を不二山と名付け、
転じて富士山と言う。
つまり、実に古き良き御名前であります。





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          【雛】(ひいな)

江戸時代中期〜後期、今に伝わる極めつきの美しい雛人形が造られました。都大路の地場産業として栄えたのでしょう。そもそもは、女の子の無事な生育を願い、身代わり=カタシロとして人形を川に流す、
のが本来の役目。
美々しく飾りたて子孫まで家宝として伝えたりしてはマズイわけですが、日本人はそこにさらなる愛惜を感じて、後世に残るほどの優美な雛を生み出すことを誇りとして来たのだと思います。
          




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           雛の部分





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          【羽音】

嵯峨野の床しい景観は広沢池あたりで一つのピークに達します。
伊勢の新斎宮を伴って、かの六条の御息所が仮住まいしたのはこのあたり?
時の流れが静止してしまった様な静寂。
殊にむし暑い夏に訪れると、鳥たちの羽音が翠の中にやさしく響き渡るのです。




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          部分図





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          【天の河】

月を眺めるほどの広い場所ではなく、樹間より覗く銀河も麗しい。













posted by 絵師天山 at 23:40| Comment(0) | あはれをかしの物語展