2014年04月04日

【歴史の真実】I 酒井勝軍史観

おそらく、これほどの大所高所から

日本歴史というものを正しく捕らえた人は・・・

他にはいないでしょう。




少なくとも有史上最高度の高さから

正確な歴史認識を示した唯一の人が、

この酒井勝軍(さかいかつとき)師です。

それはそれは、驚くべき達見であります。



だいたい、現代の歴史学の専門家は、

100年とか、1000年位の短い単位でものを考え、

資料を調査し、先輩の業績を照らし合わせ、考古もあさり、

手に入れられるあらゆる文献を見比べて、

何十年と学問を重ね、積み上げれば・・・立派な博士。

だが、実証されていないことは学問ではないので、

学問としての歴史はせいぜいごく限られたものでしかない。


当然、学問で頭が固まってしまった人ほど

その数百年、数千年間のこと・・小さな単位に囚われる・・・


しかし、人類がどのくらい前から発生したか分からないくらい

古い生物であるならば、

その歴史も到底想像すら出来ないほどの長期間に及ぶはず

実証できないことの方がはるかに膨大であるのは、

別に、誇張でも何でもない正しい推理であり、当たり前の事実ですね。


歴史は消されてしまった・・消えてしまったモノのほうが圧倒的に大きいのです。

歴史学の専門家ほど、実証された部分だけにこだわって

囚われ、木を見て森を見ず・・・



やれ、吉野ヶ里遺跡だ、とか、纏向遺跡だ!!

考古の新発見に右往左往して、

その都度、揺れ動くだけ・・・・


素人からすれば、学者然として真顔で瑣末なる論争などしてる姿は・・・

むしろ、滑稽。蝸牛角上の争い・・・・

いや滑稽を通り越して、心配であり、・・・果ては怒りすら・・・

誤ったお粗末な固定観念から割り出した結論を後生大事にしても

結局は歴史の真実を侮り、果ては嘘をばらまくのですから

その害毒たるや想像以上。無責任にも程が・・・



そもそも、進化論なんていうアホ丸出しの学問に囚われ

原始人になってからも、なる前も、ずーっと人間は進化している

とか言ってるけれど、バカバカしい…猿はいつまでたっても猿。

そんなこと、・・・猿でもわかる理屈です。



人類の歴史はおそらく何万年何十万年の単位でありましょう。

いや、もっと前なのかも知れません・・・

ムー大陸とかアトランティスとか、滅んだ文明があったとか言う話も

決して眉つばとは思えない、


このまま亡国の坂道をたどり続ければ

天譴災異によって、そして外圧によって、日本はなくなってしまうかもしれない

という想像は、既にかなり現実味を帯びています。


人類そのものが滅びのスパイラルにあるという実感さえある以上

大陸が沈んで・・・海のも屑・・・

人類全滅!!  ノアの箱舟ーーー!!

というシナリオも十二分にあり得ることと・・・見ねばなりません。




当然遠い過去にはそういうこともあったに違いないのです。


いや、ついこの間も、イラク戦争という

おぞましい・・・弱肉強食を絵にかいたような戦争が理不尽にも起こされて、

メソポタミア文明の証拠はきれいに抹殺されましたね。

直接手を下したのは、イスラエルのモサド。・・・・・これはまぎれもない事実。

まあ、コチラは人為的な文明抹殺ですが・・



日本の歴史学者の多くが今躍起になって主張している事は、

津田左右吉に代表される唯物史観、左翼的歴史観から

抜け出さなければならないとし、

古代史・・・から正しくとらえ直しましょう。というんです。


まあ、志は悪くないとしても、根本的な価値観に大きな問題がある。




やれ卑弥呼が日本の王様だったとか・・・天照大御神は卑弥呼と同じだとか・・

シナから漢字が伝えられるまでは日本には文字がなかったとか・・


今まで積み上げられてきた学問的常識の上に立って、

その上面だけを考え直している・・・・のです。




想像力の貧困も大概にせよ!

一面的な、矮小なる既成知識に囚われ

それを元手に、足りない知恵と貧しい想像力を上乗せして、

輪をかけてクダラン結論を導き出し

声高に主張し、・・・・わが説こそ正しい!

と講義で威張り・・・ご立派な本を出版して威張る・・・・




魏志倭人伝とか漢書とか、シナから発したものは

すべて貴重な資料であり、人類の遺産であるという根拠のない盲信。

どうして今だにあんなモノ信じるんだろう?・・・不思議・・・ですねーー

新幹線事故車両その場に埋めちゃう人達だよ!!! 

そして、なぜか・・・・

信じて疑わない愚かさ、には、・・・・気がつかない・・


先輩の作った固定観念から抜け出ようともしないのに・・

先輩の作った古代史の洗い直しが出来るわけがありません。



なのに、古史古伝はすべて偽物であると断定し・・

いまだに日本最古の書物、古事記をも偽書だと言ってるバカ者さえいる・・・


歴史学者はまず、お粗末な固定観念から抜け出していただきたい。

そして、歴史を弄ぶな! 

独りよがりの盲信を吐くな!!

歴史学者は・・もう二度と、・・・ご自分、

・・・にしか通用しない価値観で歴史を語るべからず!!

現代人の常識に当てはめて歴史をとやかく言うのは、もう、金輪際やめなさい。

歴史を飯のタネにするな!


現代の常識は現代にしか通用しないのです。

今は男女とも平均年齢が高齢であることが常識ですが、

戦国時代は≪人間50年≫と、されていた。50年が常識。

が、古代天皇は300歳・・・、

それが常識だった時代もあったかもしれない!


常識なんてものは変遷するのが当たり前なんです。


健全なる想像力は、常識からは生まれない!!



アホな歴史学者が国を滅ぼす。




そのアホな歴史学者や、学会が

学問や常識?に囚われて、完全否定しているのが

古史古伝・・・・・・

そしてこの酒井勝軍(さかいかつとき)氏、なんであります。



惜しくも先の大戦前に亡くなられましたが、この方こそ本物。

健全なる想像力とは何か!・・を、我々に教えてくれます。

【神代秘史百話】


の、一読を!!!・・・・。

オカルトではありません、!

古史古伝の正当なる研究実証であります。

ネットで公開されています。  どうぞ!!



posted by 絵師天山 at 08:57| Comment(0) | 歴史の真実

2014年03月28日

【歴史の真実】H 信長公の御意図


 

        027.JPG     


         織田信長公





織田信長公について、様々な語られ方がなされてきましたが、

そのどれもが納得のゆかない無知蒙昧(むちもうまい)?なる御説なので、

断固正しい!信長観を書こうと思います。




以前にも何度かお話しいたしましたが、

数多の歴史小説家が創作に当たって、

これまで戦国時代の基準としてきた

【信長公記】。

これに書かれていることはねつ造だらけであり

・・・・それは、漁夫の利を得て、

美味しいところは全部我がモノにし、

自分に都合の悪いことは信長公のせい、・・・

にして、知らん顔を決め込んだ、残忍な権力オタク

・・・・【秀吉】というハゲネズミ?!・・・が、

生き残り勝者のご都合主義で改ざん、編集したものだから

信長公の真の姿からは程遠いばかりではなく、

戦国時代の真実をも伝えてはいないのであります。



生き残り組にとっては、

真実を語るのは・・・・都合が悪い。



なぜなら信長公の理想は、正義そのものであって

実現させるには自己の利害を後回しにし、

ひと肌もふた肌も脱がなければならず、

凡人には少々ツライ・・・からです。

世の中は凡人だらけですから、私を含めて、ちょっとツライことは

正しいことであってもついてゆけない場合が・・・・

こうでなくてはならんと分かっていても・・・。


が、この【信長公記】の改ざんは、

単なる秀吉のムキ出しのエゴですから

確信犯。

悪辣。かつ、悪質!

日本国を私物化して、後々まで禍根を残したのですから、

とうてい許せんレベル・・・

朝廷にごり押しし、関白の称号まで得、

罪滅ぼしに見えるかのように、各地の神社仏閣に寄進して

その実、自己の名声を後の世にまで轟かせたい・・・

権力ボケの、どだわけ・・・・(名古屋弁)・・

信長公にお仕えしていた頃はどだわけも使い様があったのですが・・

             IMG_7269.JPG  

これが典型的な秀吉の肖像画、不必要なまでに沢山残ってます、

まるで天皇であるかの様に鎮座ましました、華美華麗なる≪ハゲネズミ様≫です 

       


ちなみに、コチラは、

江戸時代後期に大活躍した狩野探幽の筆になる【徳川家康像】


     IMG_7266.JPG  



優秀な家臣団が祭り上げていた凡人、という感じが良く表れてます。

名人、探幽は、家康の実態を知っていた可能性が・・・

御参考までに、・・・【歴史の真実】D ヒーローほど怪しい・・へ、どうぞ!




戦国時代がなぜ始まったのか、

遠因は他にもありますが、

とにかく、室町時代の悲惨さ・・のせいであることは間違いありません。

ホントにひどい時代だったのです。



そもそも、足利家というのは、

天皇を無きものにする為に魔界から派遣されたような存在でありました。

後醍醐天皇による建武の中興を逆手に利用して、

天皇を無力化し、ひいては日本人の心から抹殺する・・・

現在の中国共産党、他(=コミンテルン)が目標としている事と全く同じ。

反日の権化、とでも言いましょうか、

摩訶不思議な事に日本が大嫌い!!



足利時代とは、正に反日勢力跋扈時代。

182年間も続いたのです・・・・・









かの、近江の安土城跡を訪れてみればすぐにわかることですが、

七層の天守閣とそれに付随する本丸、二の丸、三の丸・・・等々、

天守閣の威容は驚くべきものでありますが、

本丸には皇居が用意されていたことはあまり知られていません。

もっとも現在の安土城は、淋しいところで、

わずかな観光施設しかなく、ほとんど棄てられた公園状態。

IMG_6536.JPG

石段、礎石だけが遺されて・・・・


お城が焼けて以降、荒廃するばかり、どこに何があったのかさえ

判然としないところがあります。

IMG_6538.JPG

天守閣あたりから琵琶湖越しに比良山系がのぞく・・・


が、一番奥まった安全なる場所に、

天皇の御在所を設けてある。

地形を見ても安土城は、お城として理想的な場所。

IMG_6544.JPG

クリックしてみてください、自然の地形の見事な使いかたを・・・

IMG_6543.JPG

で、・・・伝、本丸の位置には、皇居が設けられていました。



そもそも、京都御所こそ真の皇居であるべきでありますが、

信長公は当時の乱れに乱れた国の惨状から

天皇と御皇室の安全を最優先し・・・・・

いざという時には安土城に行幸していただき、皇居をも、お遷し参らせる・・・と。

その意思の下に造営したのが、安土城でありました。



そう、・・・信長公の御意図は、・・・・

本来の日本を取り戻し、天皇と皇室を頂点に戴いた国家、国体に還す。

事・・・・にあったわけです。

後醍醐天皇の御意思を、一臣下として継がせていただいく・・。

という覚悟でありました。


すべての行動、施策、政略、はそれを目指している。

魔界からの使者のような足利から日本を奪い返し、

外国からの侵略をも防ぎ得るような、いや、

世界をも帰順させ得るような、・・・

強固なる日本本来の国体を再生させる・・ことに全身全霊で取り組んでいたのです。

だからこそ、100年以上も途絶えていた、

伊勢神宮式年遷宮の復活にも最大限の力を尽くしたのであります。



反日勢力は、いかなる理由があろうとも許さない!!

天皇以外の権威、権力、を容赦なく排除し、

皇室をないがしろにする思考、思想さえ・・叩き潰す!!

それ以外日本と日本人の安寧はありえない。



信長公のこの強烈な【正義】そのもののは、

御在世中こそ・・・心服していた部下たちが手足となり、

・・・・ついてゆけない凡人共はさっさと排除され、ながら・・・

じゃんじゃん実現されていったのですが、・・



信長公が近衛家の策謀によって本能寺で暗殺されるや

たちまち残された凡人達の権力闘争に早変わりし、

結局、一番欲の深い奴に翻弄され・・・


足利家が日本をめちゃくちゃにしたように、

こんどはハゲネズミが日本を食いものにした。・・・


信長公の御理想は、

実にケチくさい結末に貶(おとし)められたのであります。


だから、信長様とハゲネズミを同列に扱う歴史書なんてトンデモないデタラメです。

まして、家康などと一緒に語るのも愚か。

笑止千万!!!・・

【信長公】と、信長公には公の字を付け尊称するのが当たり前なのです。



近衛家は、藤原家の筆頭。

長い間天皇家を自由自在に操ってきた勢力で、

今なお隠然とした、力を保持しているものと思われますが・・・

天皇の絶対権力を復活させると・・・

自分に転がり込んでくる、・・・ハズの

・・・・うま味、がなくなる・・

これ以上信長を自由に活動させるわけには行かない・・

ハリウッド式に言えば、ダークサイドが強烈に働いたのですね。






つまるところ、反天皇=反日、勢力が跋扈すれば

必ず、足利時代の様に、世の中は悪くなる。

ダークサイドが蔓延すれば、庶民の暮らしから何から・・・

すべてが、不幸のタネまきになる・・・ということです。

【歴史の真実】がそれを証明しているのです。


だからこそ、ダークサイドは、歴史のねつ造をしたがるんであります。

そして、今も尚、ダークサイドで取り囲まれているのが日本の現実!




posted by 絵師天山 at 00:00| Comment(4) | 歴史の真実

2014年03月26日

【歴史の真実】G 嘘も方便




★昔から、嘘も方便と言い、

嘘も百回言えばホントになる・・・・??

もので・・・・悪貨は良貨を駆逐する・・・・



時の権力者の御都合で、

あるいは一般大衆のご要望・・というポピュリズムの為に、・・

はたまた、悪意に満ちた策略のせい、・・・

問答無用のごり押しのせいで・・・

堂々たる大嘘がまかり通ってきたのが歴史で・・・?

いやもうそれは、想像以上に深い根っこがあって、

それこそ、何千年、何万年と、続いてきたのでしょう。



しかし、宇宙の法則は曲げられないので、あまりに嘘で固められた世界になると

ありとあらゆる【穢れ】に対する自然の浄化作用が起こって、

天変地変が続き、・・・・・ガラガラポン!!

はい、やり直し!  オール水没!!

ノアの方舟ーーーー!

ということになるのでありましょう。



★ところで、ご存じでしょうか?

ノアの方舟のノアさんは、陰陽師であったことを。

ノアのオシワケさんという優秀なる陰陽師が

方術に使役していた式神(しきがみ)(=主に動物たち)、

を守って、ごくわずかな部下と共に、

人類絶滅レベルの天変地異をしのいだ・・のが、

あの聖書に描かれた物語の実態です。


後に、宗教家達がその事実を自分の都合のよいように描いた、

最後の審判だとか天国と地獄・・・とか

ありもしないゴタク・・とともに

≪陰陽師ノア≫の物語を私的流用したのであります。


★これは、ご存じですか?

あの・・・・自分のことしか考えられない

思い通りにならない奴は、片っぱしから残忍な方法で嬲り殺していった

文字通りの暴君、ハゲネズミ豊臣秀吉が、陰陽師皆殺し計画を断行したのを・・・


太閤検地も、刀狩りも

自分の権力がホンノ少しでも衰えないように必死に考えた政策でした。



古代史の神武天皇東征の折、始めは破れ続けたが、金鵄「きんし」を得て逆転。

長髄彦(ながすねひこ)の強勢なる軍を打ち破った、

と言う、そのきっかけとなった金鵄とは、

陰陽師の棟梁=陰陽頭(おんみょうのかみ)のこと、

つまり、陰陽師を支配したことで戦に勝てた・・・


金鵄勲章といえば、軍隊で最も名誉とされる勲章です。

その由来は神武東征から・・・・


★事実。

優秀なる陰陽師達はあらゆる能力を駆使し

大昔から【何事においても要を握る超能力集団】といえる存在でありました。


秀吉は、信長公の急死によって漁夫の利を得、天下を我ものにしたが

その後、支配下にあった陰陽師の存在が怖くなった。

オノレの地位を侵す可能性はすべて摘んでおかないと・・・安眠できない。

で、

陰陽師を皆殺しにしたのです。刀狩り検地と同時に・・・

それはそれは、凄惨なる殺戮作戦でありました!!


今でこそ神社でご祈願とかお祓いとかしてもらいますが、・・・

それは明治時代になってからのこと。

明治天皇の対外政策により、急速な西洋化を図るために

それまで宮中で途絶えることなく続けられてきた重要なる役所、

陰陽寮(おんみょうりょう)を廃止。

陰陽師はみな下野し、役人としての陰陽師は存在しなくなり

それまでは、お祓い、とか願掛け、など、すべて陰陽師の仕事であり

地鎮祭や上棟祭など、いわゆる今で言う神職は居た、のだ、けれども

それらに神職は携わることはできず、

殆どが陰陽師の職分でありました。

それが普通の社会通念だった・・・・


陰陽寮(おんみょうりょう)には、暦、天文、地文、あらゆる部署があり

それぞれ位の高い役人として長い歴史を通して存続してきたのです。



時代劇に出てくる

神社仏閣の有りもしない活動活躍がクローズアップされる・・・のは

今の視聴者に分かりやすくしているだけのことで、

ごく普通に、祓い清めなどの冠婚葬祭にまつわる事柄から日常のご祈願まで、

すべて、そういった仕事は、陰陽師の独占でありました。



明治天皇の御意向によって陰陽寮(おんみょうりょう)を廃止してからは

陰陽師はその不思議なる超能力のみ、

面白おかしくもてはやされる様になり、

銀幕のスターとなり果てて???

現在に至っています。

本来の陰陽寮が復活し、

日本人が日本文化の根幹を取り戻す日はいったいいつのことでしょうか・・・?






さて、嘘も100回つけばホント?

現在問題とされている歴史的事件は、事実あったのか?

そんなものはなかったのに、

あったとすることで都合の良いことが・・あったのか?

その区別はつけにくいのかも知れません・・・・・が、

すこし考えればワカル!


あった!あった!と、声高に叫ぶ事件ほど実に怪しい。

何かしらの利権がまとわりついているからこそ、あった!

と言い張る、・・強弁したい理由があるのですから・・・・


南京虐殺事件も従軍慰安婦問題も、

日本の侵略戦争も、

ホローコーストも・・・・・

福島原発事件も

針小棒大、ほぼ、・・・・・

嘘八百に違いないのであります。


言ってる方もわかってるんです、嘘だってこと・・

そして、言い張れば、嘘でなくなること・・・

強弁すれば得をすること・・

その為には手段を選ばない・・・・こと。




嘘を嘘と見破れず、

【歴史の真実】を知らない国民が国を滅ぼす・・・・









posted by 絵師天山 at 09:00| Comment(0) | 歴史の真実

2014年03月20日

【歴史の真実】F 宗教の嘘


心の拠り所としての宗教が、実生活から離れて久しい今日です。

が、

葬儀はお寺さんに頼むのがまだまだ一般的ではあるし、

カルト教団に救いを求める人もあとを絶ちません。

そういう人は、ウチは宗教じゃあない・・・とか

自分は騙されていない・・・と言うんですね。


洗脳教育されて【日本国の真実】を見失ってしまっていても、

自分は違います!!・・・と、

誇らしげに言い張るオジサン、オバサン、みたいに・・・



人生色々・・ですから、個人的にとやかく言うつもりはありませんが、

宗教という存在自体が、大問題だと思うのは、私ばかりでなく今や当たり前。


さらに、


立派な宗教法人法というものがあって、宗教法人は様々な保護さえ国家から受けています。


教育という美名の下に、学校法人法を利用して私腹を肥やす、

教育が飯のタネになっている現実!・・も、矛盾に満ちていますが、

合法的脱税にもひとしい宗教法人法の悪用にいたっては、

国家の崩壊にも繋がるほどの大問題でしょう。



仏教が渡来する以前は日本には宗教は存在しませんでした。


神道があったじゃあないか・・!

と言われるでしょうが、・・

うわべの知識に惑わされず、良くご検討下さい。

神道は宗教とは言えない存在であった事は明らかで、

宗教としての要件を全く満たしてはいない・・・・のです。

確かに現在、法律的には、神道も宗教とみなされていて、

伊勢神宮もオウム真理教も同列とされている

が、その事自体が、断じてオカシイ!!

外面はともかく、神道は宗教とは言えない存在であります。



神社仏閣という言葉がある様に、

神社と仏閣を当たり前に≪同価値≫でしか認識していないので、

現代人に染め込まれた【神と仏は同じもの】・・・

という漠然とした観念こそ誤認そのもの。



本来、ぜんぜん違うモノ・・・であります。


死生観とか、宗教観というものは、人により、民族により、時代により

ばらばら、・・・これを強制することはできないし、

個人のレベルであっても

若いときのそれと、年老いてからのそれは変転してゆくもので、

皆が一致した見解、というものは事実出しにくい。


ですが、

何かしら、必ず宇宙の法則的なものは存在しているはずであるし、

知らないことがあっても仕方がないが、

正しい認識というものがあるとするならば

それを知っておくことは大切。

誰にとっても重要なことですね・・・

なぜ生きているのか?

死んだらどうなるのか??

人類の根源的な問題でもあります。


仏教が無理やり移入されて後、

日本人の価値観が思いきり捻じ曲げられ続けたことは確かで、

仏教渡来による弊害は今でも連綿と続いているのです。


何かしらの仏教的価値を敬愛されておられる向きには、

お耳触りであり、ずいぶん辛口に聞こえるでしょうが、

まあ、・・眉つばにせよ、一読の価値はあるかと・・・・??

自負しておりますので・・・・

このままどうぞ、もう少し、絵師の戯言を・・・・聞いて・・・。



★先ず、



お釈迦様もキリストも

スメラミコトの御子・・・・であります。


今の言葉でいえば、宮殿下「みやでんか」。

東宮ではないまでも、正真正銘、時の天皇の皇子です。


ははーー

ここらへんで、ついていけん・・・

もうやめた・・・こんな荒唐無稽な話・・付き合えん・・

とおっしゃる方も、もう少し!

ここを聞き逃す手はありません。



人として段違いにハイレベルであったことは間違いないこのお二人は

勿論、人類の福祉増進の為に御生誕された存在でした。


が、その死後、

このお二人のご存在を飯のタネにしてきたのが

いわゆる、宗教家。



つまり

このお二人の存在そのものは、

人類にとって大変なギフトでありましたが、

宗教とは無縁。

ぜんぜん宗教的価値とは相反する存在であったのです。


しかし我々一般の、人として並み、あるいは並以下の凡人にとっては、

宗教化した方が、解りやすかったり、

敷衍し易かったり、で、まあ、簡単にいえば、

宗教とみなして営利を考えていった方が手っ取り早い。


なにしろ

今だってローマ法王はハリウッドスター100人分くらいのインパクトがあり、

日本でも弘法大師とか、今だに敬愛の的なんですから・・・

実に儲けやすいのが宗教的権威。

信者と書いて儲かると読む!!



宗教なんて言う低次元な存在はなかった日本に、

仏教というクダラン価値観を持ち込んだのは、

時の権力者、蘇我氏でした。




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聖徳太子という、実像とはかけ離れた精神的頭脳的スーパースターを

ねつ造し、祭り上げてまで、仏教を強引に取り入れ、

日本国家の私物化に地道を挙げたのです。

日本人の道徳的レベル、とか、人道心とか、

教育レベルとか、世界に冠たる人としてのレベルの高さは

今より当時の方が高かったのではないかとさえ思われますが、

宗教で人を縛る・・・

なんていうクダラナイ価値は日本には不必要だったのに、

・・・・そんなものなかったのに・・・

自分の権勢のためにロクでもない宗教的価値観を取り入れ

結局は、自己の都合の為に使い、

人々の自由を奪ったのが仏教の実態でありました。

そのためには手段を選ばず、

お釈迦様の願われた尊い御心・・・とは

全く正反対の弱肉強食理論でごり押ししたのが、

蘇我氏による仏教伝来という歴史的事実であります。



イマダにお布施はいくら包むのが常識とか、立派な戒名を付なくては・・・とか

そんな話がまかり通っているじゃあありませんか。


かつて葬式は神道式が当たり前だったのを

仏教がその職域を侵略していった、というのが事実です。

ヨーロッパ中世の魔女狩りの実態は、

医療に携わる女性だけの職場を奪うためであった

・・・・と言うのにソックリ。

良い金になるから、俺様のものに・・・

まるでゴロツキ、ヤクザと同じ、・・・しかも選りによって、

お釈迦様とキリスト様の名を利用して・・・・

結局

宗教というものは人を縛るための大仕掛け、でしかありません。

人類には不必要なるもの。

要らないどころか、金輪際なくさねばならないものです。





誰もが驚くような奇跡的出来事があって、

それをきっかけに宗教心に目覚める場合があることは事実、

でありますが、

その奇跡なるものが、本当にあった、としても・・

あることの方が・・・・むしろ、怖い。

その、人々の心を180度塗り替えてしまうくらいの奇跡的事象が

どのようなエネルギーで発生しているのか・・

それは、神なのか・・・神と詐称された・・・

魑魅魍魎なのか、

人間には判断しにくいので、

奇跡はあるのでしょうが、・・・ある方がむしろ怪しい

とみるべき・・・・・・・



だって、・・普通の事象が普通に続く日常の方が、断然幸せですよ。


異常な事象に囚われて、奇跡的に生き続けられたとしても・・・

それが幸せとは言いきれない。

つまり、仏教に代表される様に、

(昨今は宗教ではありませんと但し書きまでしている反日カルト組織さえ横行していますが)、

・・・・それらはすべて、21世紀の今日、邪魔もの以外の何物でもなく、

真剣に排除すべきものであって、

歴史的な驚くべき嘘八百が何千年にも渡って

存続してきたことこそ奇跡そのものではないでしょうか








posted by 絵師天山 at 11:33| Comment(0) | 歴史の真実

2014年03月18日

【歴史の真実】E 大事件を裏付ける絵画


日本絵画史に燦然と輝く絵巻物のうち、

歴史的事実を綴った作品が目立つのは・・・

何を意味しているのでしょうか?

神社仏閣の縁起物(来歴、・・・)とか、物語絵巻とか、

絵巻物は・・・幾種類もありますが、

歴史的大事件を描いたと思われる絵巻物に、特に優れた作品が多いのです。


なぜか??

 
それは、・・・

歴史的大事件とされているものほど、ねつ造されているから?!

その全部ではなくとも、ねつ造部分が多い場合ほど、

ハイレベルな絵画で、補った・・・・? 

嘘を繕(つくろ)った・・・・?

から・・ではないでしょうか??


大事件だからこそ、それらしく・・・

大事件に見せる必要があって、わざわざ絵画として、

絵巻物として遺しておく必要があったのではないか?

一流の絵師の力量を借りて・・・念入りにねつ造が行われた。

こんなに凄い事件だったんだ!

と、声高に言う必要があった。

・・・と、思われるからです。



典型的な例を挙げてみましょう。

蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)

という名品があります。

鎌倉時代後期に描かれたこの作品は、御物。

国宝よりも上級とされる、天皇家の御所蔵品であります。






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【竹埼季長(たけざきすえなが)絵詞】


という別名の通り、元寇を記録した絵画ですが、

元寇に際して、出陣した肥後国の御家人竹崎五郎兵衛尉季長の戦闘実録であります。



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熊本の細川家家臣、大矢野家に伝来した絵巻ですが、

明治にはいって、明治天皇に献上されました。




文永の役及び役後、季長が恩賞申請の為に鎌倉に下向した場面が前巻に、

弘安の役が、後巻に描かれています。




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つまり、鎌倉幕府の本隊全軍が、総がかりで元寇を防ぎ、

幾十万人ともいわれた敵軍が神風によって退散した・・・

という景がドラマチックに描かれているのではなく、

実質的に元軍と戦った小部隊の戦闘と、鎌倉への報告、恩賞申請に出向く、

という、いわば、・・・小じんまりとした顛末が描かれている訳です。

欠落部分や、絵の具の剥落などで、はっきりしない面もありますが、

概ね、伝えられてきた大事件のごくごく一部分を採り上げているにすぎません。





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では、ねつ造が、何故に行われたのか・・・





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それは、【鎌倉幕府】の在り様をよく吟味してみれば、おおよその想像がつくはず。


平家を打ち滅ぼして、鎌倉に拠点を設け、

天皇とその周辺公家による政権から脱却したのが鎌倉幕府です。

それが、近代の始まりとも言われておりますが、

早い話、天皇という最高最大の権威に対する反抗を・・・

始めて大々的にやったのが、鎌倉幕府、でありました。

以来、幕府による支配形態は明治時代まで続けられるのです・・


平家を悪者に仕立てて、天皇の為にそれを打ち滅ぼすという大義名分でしたが、

結局は日本という国家を私物化したのが、かの源頼朝であります。

正しい史観から照らせば、とんでもない大罪人は、・・・この人。


清盛なんか大したことはありません、かれは、遠慮しいしい、

思い通りにならない天皇に血圧上げながら?逆らっていただけですから、

頼朝はあからさまに、堂々と?大義名分に隠れて・・・私物化をやった。


表向き義経と反目していると見せかけて、ついには奥州藤原氏まで滅ぼし、

天皇のご存在を無力化し続けたのです。


実子、実朝は、そのことを畏れ、天皇に大権を御返ししようとしましたが、

暗殺され、いよいよ鎌倉幕府のやりたい放題はあからさまに・・・

何せ、天皇を島流しにするんですから・・・



世論は黙っている様に見えますが・・・

なかなかそうはゆきません。

日本人は天皇を神とも父ともご先祖とも思って

営々と長い長−−−−い年月暮し続けて来たのですから

頼朝以下北条氏ごときに騙される人も、一時のこと・・・。


このあいだの民主党アホ政権みたいなもんですから、

人心はあっという間に離れてゆきます。


そういう折に、フビライが世界侵略を始めた。

どうやら日本に侵攻してくるかもしれない・・・!?


政権担当者・・・実質北条家ですが、・・・北条は、

これを大チャンスと見たのです。

フビライは力自慢のわんぱく小僧ですから、高い文化に興味があるのではなく

自分の力がどれくらいあるのか? その腕自慢に興味があった。

どんだけ領土を分捕れるか!  大変な領土オタクだったと見えます。


だから東海の島国なんてどっちでも良いので、

そんなところホットケ!!

くらいなノリであったでしょう。

なにせ、ヨーロッパ全土まで侵攻したんですから・・・

・・・・・・・断然西の方が広い!


で、鎌倉幕府は国内の批判勢力に対抗するための外圧、

と捕えて、これを最大限利用することにしたのです。

内憂よりも外患を恐れる、・・・真面目な日本人の気質を利用して・・・


おそらくフビライの手下、極東担当の大将に頼み込んで、

ちょっと、北九州に軍を向けて侵略の気配を見せつけてくれませんか??

と打診したのだと思います。

で、極東担当大将に貢物を謹呈し、元寇を演出してもらった。

だから、神風で大軍は一気に消えた!




神国日本!

と、天皇の国威を表向きに謳いながら、

実際に戦闘したのは我々鎌倉御家人でした!!

良かったねーー、幕府があって!!

北条家の御蔭だよー!みんな! 分かったかなーーー

で、・・・

一度じゃ足りなくて、もういちど・・

貢物の額を増やして、来襲してもらった・・・

台風シーズンを計算に入れたのは勿論です。


だから、絵師は、台風で船団がひっくり返る所や、

鎌倉全軍の大部隊の奮戦を描くことはなく、

一御家人の事実譚を実直に描いた。

つまり、絵画としては事実が豊富にあり、

元軍の兵隊や船なんかも良く写実され、

名人は筆をちゃんと振るった・・んだが、

大戦争はなかったのであります。


大戦闘シーンは観戦できなかったので、

絵に描くことはできなかった・・・

どんな天才でも、

想像力には限りがありますからね。



大天才の手腕をもってしても完全なるねつ造は不可能だったのです。

ないにひとしい・・・元寇ですから。





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posted by 絵師天山 at 14:59| Comment(308) | 歴史の真実

2014年03月13日

【歴史の真実】D ヒーローほど怪しい・・

 
 あなたにとって、すぐに思い浮かぶ歴史的英雄は?

 

 はい!・・・・どうぞ、

       

        九郎義経!

        徳川家康!

        坂本竜馬!

        山本五十六!



歴史小説の主人公クラスのなかでも指折りの英雄たちですが・・・

実は、この面々、その実態は・・・実に怪しい・・・のであります。

普通に語られて来た事が真実とは違っていたり、歪曲されていたり、

誤って伝えられていること・・は、案外数多くあるもので、

特にこの方々は、・・・・・とても・・額面通りとは思えず・・


以下、眉つば・・・として聞き流して下さっても結構ですが、

コレハ・・・・案外真実を得ているのではないか?!

とお気づきの点が少しでもあれば、甚だ結構であります。

ねつ造された歴史によって、いかに誤った価値観を植え付けられてきたか、

実生活に及んだ悪影響がどこまで広がったか、

その被害の実態を知ることは未来の幸せに直結するのですから。






★まず、

96歳の長寿を得て、アメリカでぜいたくな暮らしを全うしたのが

かの・・・・・連合艦隊司令長官山本五十六であります。



戦史では、


1943年4月18日午前6時、

山本司令長官を含めた連合艦隊司令部は

第七〇五航空隊の一式陸上攻撃機2機に分乗してラバウル基地を発進した。

山本は1号機、宇垣は2号機に搭乗する。

零式艦上戦闘機6機に護衛されブイン基地へ移動中、

ブーゲンビル島上空で、アメリカ陸軍航空隊P-38ライトニング16機に

襲撃・撃墜され戦死した(海軍甲事件)。59歳没



とされ、戦死までの数々の功績を称えられています。

海軍大将となり、連合艦隊司令長官として頂点を極めるまで、

常にリーダーシップを執る立場を続け、

うなぎ登りに出世、栄転、の末、、

身も心も大東亜戦争に捧げて散った英雄である!

と、されていますが。・・・・

事実は、述べたとおり、長寿をアメリカで謳歌して生を全うした・・・

というのです。・・・・戦史はねつ造であると・・・・



まさかぁ・・・

えーーー!

出身地新潟県人のみならず、英傑としてずっと尊敬されて来た人が??



しかし、


この事実(一説?)から戦史を逆に観てゆくと、山本五十六が、

必ずしも日本の勝利のために指揮を執っていたのではない・・

という想定が十二分に成り立ちます。



上官として誤った判断も沢山重ねていて、

連合艦隊司令長官であったミッドウエー海戦での致命的ミスはその典型ですが、

アメリカからすれば・・・、アメリカにとっては敵失、であり好都合。

もし、彼がアメリカと通じ合っていれば、・・・



あり得ない話ではありません。


父親が56歳の時に生まれた五十六は、何不自由なく育ち、若い時にハーバードへ留学、

アメリカと言う新興国に心底魅了されていたことは事実。

その時から、フリーメイソンの末端に連なったのだ・・

とされるのも、後の軍歴を詳細に見渡せば、・・・然り。

思い当る節が沢山・・・・・・。


つまり、ホントは、アメリカの自由主義なる、

イデオロギーの虜になっていて、

民主主義やグローバルに踊らされる現代人みたいに・・・

実は弱肉強食世界のアメリカに過大なる妄想を抱いて

その利益代表を自ら任じていたのではないか?

という疑惑は・・・

単なる疑惑ではありません。


さらに、戦死の顛末がこれほどよく知られた軍人も例がない・・

それが何より怪しい。

その死を英雄譚にされること自体が・・

悲劇のヒーローという演出こそ・・・・

都合の悪い事実は英雄譚にすり替える。

という、歴史ねつ造の典型的パターンであることは間違いないのです。

国を捨て、名を変え、亡命し・・・

原爆投下も無差別爆撃も彼は容認していたハズ・・・


ヒーローはヒーローでも・・・実はアメリカの・・・・






★次いで、

居たことは事実居たけれども・・・

何をした訳でもないのが坂本竜馬。





津田左右吉、司馬遼太郎はじめ、戦後の自虐史観をリードしてきた向きには、

格好のヒーロー像だったのがこの人。


まるで明治維新はこの人の御蔭で、

前時代の旧態依然とした後進国日本を

開国に導き、世界へ扉を開いた、まことに稀有なる・・

壮大無辺なる英傑!!

それこそ竜馬!!!


と、・・・・

面白おかしく読者を魅了するドラマを創作し

それがあたかも事実であった如くにテレビに映画に・・

つまり、明治維新という

日本の歴史上指折りの快挙をも、

民衆の代表者がその主人公であって、


決して明治天皇のご存在ではない!!

ということを念入りに主張するための

ヒーローが、坂本竜馬。



民主主義の先駆け・・・

おらがヒーロー・・・

という、戦後世論に迎合するにはうってつけの人でありました。



三菱の基礎を作ったと言われるのも、

三菱のアイデンティティにとっては・・・・企業イメージには・・・

好都合であろう英雄譚では、あり・・・ますが、・・・




実は、取りたてて、別に、何も・・・・・してゐません。


正真正銘の・・・造り上げ、祭り上げ・・

ねつ造された、ヒーローですね。






★次いで、

関ヶ原の合戦の頃にはとっくに死んでいたのが、徳川家康。

実態はただの田舎オヤジ・・・ろくでなし・・

とまでは言えないでしょうが、お飾りの凡人でありました。


三河武士という特別な名称がある如く、

三河侍はなかなか骨があったようで、

凡庸なる徳川家康を代表者に祭り上げて

その実、強固な家臣団が支配する、というのが徳川家の実態でありました。



酒井忠次や本多忠勝・・と聞けば、ご存じの方も多いことでしょう。

家臣団の代表的存在が酒井家、本多家等々です。


外面的には家康に忠誠心を尽くす家臣団という形態【かたち】を取りつつ、

実はお互いに強烈なるライバル意識を持ち、

織田信長公の描いた日本の未来像建設の意図を受け

天下への野心と苦心とを重ねに重ねた結果が・・徳川幕府・・・

に結実したのであります。


徳川幕府は、300年の長きに亘って政権を握ったのですが

実は、とても安定政権とは言えず、いつ崩壊するかわからない

誠に危うい権力だったのです。

徳川幕府が生まれる前後の頃、

日本国の本当の実権は

時の上皇として英邁なる後水尾天皇が掌握されていました。

それは、現在にも立派に遺されている

桂離宮、修学院離宮の素晴らしさを見れば、誰でも解る実態です。

権力の実質を握らなければああ言う桁違いの芸術品は産まれませんから・・


そして、


後水尾天皇を戴して、幕府政権運営を図ったのが、かの本田正純であります。

勿論家康さまが長命で健在である・・・・と言うことの威を借りて、

あるいは・・・家康様亡き後も東照権現様と言う神威まで創設して

二代将軍秀忠と確執を重ねたのでした。


秀忠は頼朝と同じ、天皇という存在をなきものにしたい派。

先の民主党反日政権みたいな存在ですね。

三代家光は正純と春日の局の子ですから・・・

つまり、徳川家康という傀儡を創り上げることで

反日勢力を淘汰していったのが本多家を中心に展開した徳川時代。

でありました。

その意思は伊達政宗に託されてゆく・・・




★ここまで語れば、源・・・九郎判官義経の実態は・・・

自ずから明らかですね。

彼は、勿論頼朝と密接に繋がっており、

兄弟の確執を強調しながら

天皇という存在を民衆から遠ざけ、消してゆく・・

という反日陰謀の中心人物でしかありません・



何がヒーローだか・・・・!!!!

とんでもないクワセモノ・・・・










posted by 絵師天山 at 00:00| Comment(0) | 歴史の真実

2014年03月12日

【歴史の真実】C 嬉しい便りです!!



 
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靖国神社から思いがけず、お便りが来ました。

私には意外な? でも、非常に嬉しい御依頼です。

いつかこんな依頼が来れば・・・と、心の隅にずっとあったことで・・

何かと云いますと、

毎年恒例の「みたままつり」に、雪洞(ぼんぼり)が並んで

大都会の風物詩・・・と言うか、夏の夜の涼味を誘うのですが、

その雪洞への揮ごう依頼なんです!

何度か「みたままつり」に出かけては、雪洞くらいなら朝飯前なんだがなー

オレもいつかは描いてみたい・・・と。

以前から願っていた・・だから、ちょっと、嬉しい!

いや、非常にありがたく、拝命・・・承らせていただきます!!

何描かせていただこうかなーー!???  ホント楽しみ!

鎮魂の心を込めた作品にしたいと思います。





A級戦犯が合祀されていることはケシカラン!

 とかノタマウ・・
バカ者には、この気持ちは全然わからんでしょう。

わからなくて結構!

正しい歴史認識を持った日本人でなくてはわからない心境ですから。ネ



 

 ★そもそも、靖国神社の「みたままつり」とは、・・・

 
昭和21年の夏、米軍占領下で、且つ神道指令の規制を受け、

にわかに淋しくなってしまった靖国神社で、

大戦における二百万を超える戦没者の霊をお慰めしよう、とて

長野県の遺族会有志の方々が、誰の指示を受けたのでもなく

自発的にいわゆるお盆の慰霊行事を、手造りで・・・

盆踊りと民謡歌唱を中心にして境内で催したのがそもそもの端緒であります。


 
神社側もこの義挙を大変喜び、

翌昭和22年からは、神社の主催で7月の新暦での

お盆の行事として、宵宮を入れ、4日間の祭典を挙行することとなり

以来今日まで約70年、絶えることなく続けられてきました。

昨今は若者で溢れかえって、大賑わいを見せているんです!

若者の方が、・・・

洗脳教育されてしまい、取り返しがつかない大人たちより、

・・・よっぽど、その意義を感じ、意味を知っています。

たとえ歴史認識が足りなくて?も、感覚でわかるんでしょうねー。

 
 年々盛大に、・・・

ホントに驚くほど盛大になりゆくので、

その様を垣間見れば、強く心打たれるものがあります。

まだ行った事がない人は是非!

一度くらい、数百万の英霊に対し奉り、深く頭を垂れてみてはいかが??

素直な日本の心を取り戻しに、どうぞ!


 
昭和21年は占領下でありましたが、純粋に民間の

自発的な発想から湧き起こった行事なので、

神道指令を口実にした占領軍の圧迫も特別ありませんでした。

神社の拝殿で盛大に催される慰霊鎮魂のお盆祭には

祖霊崇拝という日本人の心情が如実に表れています。

さらに、

祖霊崇拝の心には、守護神信仰が結びついていて

靖国神社や、全国の護国神社は、

我々子孫の安寧を守ってくれる神としての英霊・・・

が祀られているのだ・・

という心がごく当たり前に、はぐくまれてきたのです。


節電が叫ばれる中、自家発電の工夫までして

雪洞が並び・・・

お祭り騒ぎが夜の更けるまで続けられる傍らに

敬虔な祈りを捧げる方々も大勢おられます。


その雪洞の一つに、

揮ごうさせていただけるなんて・・・

誠に誠に

 

絵師冥利に尽きるのであります!

あー、腕が鳴るーー






posted by 絵師天山 at 00:00| Comment(0) | 歴史の真実

2014年03月02日

【歴史の真実】B すべての源泉は歴史の記憶に


【文化の日】と言う呼び名に、

明治天皇の御誕生日と言う事実が隠されて久しい。


けれども、諦めずに

11月3日を【明治の日】、あるいは【明治節】とし、

本来の意味を取り戻そうと熱心に運動している方々がおられます。


そのように明治節復活を望む声が大きくなってきたのは、

昨今の政治外交情勢に依るからでしょう。

メディアの情報コントロールで分からない様にされながらも・・

さすがに、いくらなんでもオカシイ場面が連続する・・・


新聞とテレビだけで情報を得ている人??

であってさえ・・・感じる?オカシサ・・・・


実際、東アジアにおける日本の国際的地位の相対的低下は誰が目にも明らかです。


中国、韓国、北朝鮮、ロシア、アメリカ、・・・

近隣諸国との外交関係では常に劣勢に立ち、

大小の国際紛争に遭遇するたびに、

殆ど譲歩するか、あからさまな敗北に終始・・・

黙して屈辱を耐えしのぶだけで

・・・・指をくわえて、やり過ごしてきた・・・だけ。


紛争解決の為、軍事力行使が必要な事態であっても

実力の上ではともかく、法的にはそれに対処できないという、

不条理な憲法上の制約を課せられている訳ですから


政府はただただ、事を荒立てないで済ます・・・・

・・・逃避的姿勢に終始。

挙句、卑屈にも土下座外交さえ始める無能政権が続出・・


世論も武力の発動は避けるべきである、避けざるを得ない・・・のだ

と言う決めつけ、・・・禁忌感情に強く支配されてきたので・・・・

金持ち喧嘩せず・・・、


流血沙汰の回避が、物的な利害の上での損害をもたらす・・

というだけのものなら、忍耐の限度内・・・か??



争いの緊張より、・・多少損しても、・・・

心の平和を好むのが・・・我々日本人であります。


が、しかし、

北朝鮮工作員による同胞の拉致事件、

竹島・尖閣列島に於ける明確な国家主権侵害・・・など

トンデモナイことに直面させられ続ければ・・・

穏便第一、事なかれ主義・・・? 

恥を忍んでもそれですませてきた国民感情にも

さすがに、幾らかの、変化が・・・・



果たして、国民の人権、国家主権、などの人間の名誉にかかわる問題は

物的損害を耐えしのぶこととは次元が違う重大問題!

という認識。が芽生えたのでしょうね。


さて、そこで、

国家国民としての名誉・品位に関わる問題を突きつけられた時

人はどのように行動すれば良いのか・・



それは、当然のことながら、我らの先祖はこんなとき

どうしたか? どう振舞ったのか・・・

と言う歴史への回想に求められるべきでありましょう。


自国の歴史についての正しい集合的記憶こそ、国民精神力の源泉であます。

幸いに日本はつい100年前に完結した明治時代という、

世界がそれと認める高い品格と尊厳とを確立した栄光の一時代を有してます。

誇るべき歴史の記憶を想起することこそが、危機に直面した国民にとっての

最上の行動指針であり激励そのものであるはず。


明治の栄光の記憶を取り戻すためには、

【文化の日】と呼ぶまやかし・・アメリカのお仕着せ・・は、かなぐり捨てて

【明治の日】、あるいは【明治節】・・・・へ戻し、

明治大帝のご事績を改めて振り返る契機とするべきなのです。


もういい加減、諸外国に乗っ取られたメディアに飼いならされて、

マヒさせられている感覚を自ら洗い直さねばなりません。







posted by 絵師天山 at 15:30| Comment(0) | 歴史の真実

2014年02月27日

【歴史の真実】A 日本古代史の虚妄


そもそも、縄文時代、弥生時代、と言われている原始時代が

本当にあったかどうかもわからない。はずなんですが・・・

生き証人はいないんだから・・・

が、

その昔、日本は原始時代で、

獣の毛皮を身にまとって、穴倉に住んで、獲れるか獲れないか

不安でいっぱいな狩猟暮らしを長ーーーいこと続け・・・そこへある日、

ナント!中国様から伝わった米作が浸透して、

やっとこさ人間らしい暮らしになった・・

縄文の土器と弥生の土器とを比べるとそれが解る・・

その頃に居たのが卑弥呼様だった・・・・


私が日本の歴史として学校で習った古代史は

大概こんな感じでした・・・


なにそれ!!   


バカバカしいにも程ってもんが・・・!!ありますね、


証拠として遺された考古学的発掘品のごく一部だけを元手にして、

そこから陳腐な想像力でコシラエた・・・

アホらしくもクダラナイ、話にも何も・・・ならんレベルの

歴史ねつ造だと思うのは私ばかりではありますまい。

アメリカによる日本支配・・・・

従来の制度文物に対する大がかりな破壊的変更の強制、及び、

それに従順し、強要させられた、その結果です。

民族の歴史を奪う事は非常に、てっとり早い効果が・・・




そして、

このねつ造を証拠立てたのがかの魏志倭人伝という古文書。

魏志倭人伝なんて、タダの偽書です。ははは・・・・

現在の中国共産党が厚顔無恥をあからさまに出しまくって、

嘘八百並べ、それを元に

周辺国をいじめ抜いている実情を見れば

大昔のシナだって大体想像はつくでしょう・・・

シナ人が書いた文書だろ・・・

新幹線の事故車両その場に埋めちゃう人達ですから・・・

ナントも・・・



魏志倭人伝とは、有り難ーーーい、!

中国様の書いた正式なる歴史書・・である。

という気の毒なくらい律儀な発想から

中国様の書いた書物に日本も登場させていただいてます!!

とばかりに、近現代の歴史家達は、全然的外れなスタンスから

日本歴史を類推しただけ・・・

それが、陳腐なる所謂、【日本古代史】であります。



それを、事もあろうに教科書に載せ、

子供たちを洗脳した・・・・されてない人もいるけど・・・・

で、中国4000年の歴史!! 

と言う在りもしない憧憬、幻想、に踊らされて来たのが

終戦後アメリカナイズが行き渡ったあとの日本の正直なる姿だった・・・



今どうですか?

中国に勇躍、進出した企業は足抜けもできずニッチモサッチモ・・・

身動きとれない有様ですね・・・赤字山積・・

引き払うことも出来なくなってる。

あげく、PM2,5??だっけ?

黄砂なんか比べ物にならんひどい毒物を平気で撒き散らして・・・

それに対して、文句の一つも言えない国家になり下がってませんか??

国という体を成していない・・・んですね。

現在の日本は。

食料とエネルギーとを自給できることが、まず、国家としての

最低条件なんですが・・・・

国民の大半がそんなことにも気付いてない・・

その元凶は、歪められた嘘だらけの歴史観にある。

誰か何とかしてくれる・・情けない・・・依頼心、

呆れるばかりの幼児性・・・を育ててしまったのは

・・・・アイデンティティーを奪った歴史観にあります。







そもそも共産党独裁の専制国家である

中華人民共和国との国交を始めたのは

かの田中角栄氏でした。


世界一の親日国である台湾との国交を切り捨てる・・・

という暴挙まで冒してまで、なぜにそんな事したのか??

全くの幻想・・・

中国に対する長年にわたる日本人の根拠のない憧れ・・

が、その動機の一つであったことは間違いありません。




昭和47年、5月

多年米軍の軍政下に在った沖縄本島をはじめとする

周辺の島嶼が日本に返還され、沖縄県が復活しました。

戦後史中最も慶賀すべきことの一つであり、

佐藤栄作首相の最高最大の功績とも言える。

その、佐藤首相まで終戦後歴代の首相は全員、

首相就任直後には必ず訪米する習慣だった。

が、

同年七月、

田中角栄首相は、アメリカ参りもせずに、

中国共産党独裁専制国家に電撃訪問したのです。

単に中国4000年の歴史に憧れての事だけではなく、

アメリカ支配からの脱却を角栄氏は画策していました。


年次要望書、という形で、

アメリカの都合のよい政策を日本政府に強要する習慣は、

政権担当者にしてみれば、理不尽極まりないもの・・

完全に国益に反するから・・・

目の上のたんこぶ。長年踏みつけられて来たんです・・


国際情勢は流動しているのに、

終戦以後、アメリカの植民地になり下がっている日本国を

ナントカ・・・したかったんだと、思います。

田中角栄氏の力量が、そうさせた・・・


どっちが善で、どっちは悪だった・・・

なんて、下らん善悪論を語っているのではありません。

善悪なんて、時代でどうにでも変容する。


常識という、一見変わらなそうな、普遍でありそうな価値観すら

時代によって全く違ってくるんですから・・・


が、

アメリカの配下から抜け出そうとして、

シナに寄り添ってみたら・・・・

どうなった??




20年後の、平成四年十月。

時の宮沢喜一内閣は、

中国共産党政府から極めて政治的意味合いの濃い要求を唯々諾々と受け入れ、

今上陛下・皇后陛下に御訪中の旅を要請し奉り、

国内に強かった反対の意見を無視して

北京行幸を政治決定した。


国交開始後の日中関係は、

最初の十年間ほどは大した波乱もなく過ぎていたものの・・


昭和五十七年の教科書検定にからんでの誤報事件で

日中平和友好条約第一条を無残に蹂躙する

中国共産党政府からの内政干渉が始まった。


首相の靖国神社公式参拝問題、

日本史教科書への外圧検定事件

尖閣諸島略取を目指しての領海法制定

次々に日本敵視政策を打ち出す一方で、

チベットへの圧政、

天安門での大量虐殺事件、

ウイグル、他、周辺諸国の生存権すら脅かす・・・


事実、尖閣諸島海域で海上保安庁巡視船に向けてマジ、攻撃してきた

シナ共産党工作船の野蛮行為ビデオを国民に公開させなかった・・・・

民主党!!

というシナ共産党傀儡政権までこの日本に生まれてしまう、、

まさに悲惨なる・・・・時代となり・・・・

空白の二十年と言われる時が過ぎて行ったのです・・



それでもまだ、安倍総理大臣が天皇陛下の勅を戴いた翌日

堂々靖国参拝をすると・・・メディアから大反対コールが沸き起こる・・


アメリカ支配だけだったのが中国支配に、韓国支配に、・・・さらに・・





天皇御訪中という外交上の大失態を冒した、のに、

国民自身はそれに気付かない、

・・・・それが大失態だと思わせないようにメディアが動く


朝貢外交に天皇を使ったんです・・・


シナ共産党傀儡政権が産まれても、・・・

それが傀儡だとわからないようメディアが画策している・・・

当の国民には知らされない・・・・そんなぁ、まさか・・



この前、細川元首相が、ナント!、都知事選に立候補し、

東京には存在しない原発を廃止する・・とか

アホ丸出しの事をほざいてましたが・・・


かの平成五年鳴り物入りで登場した日本新党は、

まるまる、アメリカの傀儡政権だった。


田中角栄始め、日本の自民党政権がアメリカの言うことを聞かなくなったので

苦肉の策で、裏工作十二分にして、金をばらまいて、

細川を使って、日本新党を立ち上げた。

小泉政権も純然たるアメリカの犬でした・・・


国民には本当のことは知らせない・・・

メディアを牛耳った外国勢力に翻弄されるまま・・

やられ放題・・・

国民が自分の国を蹂躙されている事にも

気付けないシステムが完璧に出来上がってる・・・

恐ろしい時代に入っているんです。・・・


結局個人個人、大半の日本人が、

国家の独立と言う事を全く忘れている。

個人の自立さえも忘れられて久しいが、・・・

国家あればこそ、の個人である。

・・・・という当たり前のことをも

忘れさせられてる、・・・




日本人に植え付けられ大きく育ってしまった、・・・

誤った歴史観が・・・

その根底に・・・


陳腐なる【古代史の虚妄】をこれ以上捨ててはおけないのです。




posted by 絵師天山 at 11:40| Comment(0) | 歴史の真実

2014年02月19日

【歴史の真実】@ 正しくは【海の記念日】である








私が歴史画を描くようになったのは、

源氏物語に触れたことがそのきっかけでしたが、

源氏物語は歴史ではないものの

平安時代の国風文化の魅力が骨格にあるので、

小説?であっても、歴史的な価値も素晴らしい。

さらに、

古事記を紐解いて、

日本の成り立ちにまで自分の価値観が及ぶと、

ゆがめられた歴史認識によってどれだけ、

迷惑を被ってきたかがわかった。

嘘とねつ造によってこれまで、

十分すぎるほどに、誤った価値観を植え付けられ

それによって、幸福感さえ疎外され、

本来のアイデンティティーも壊されて来たのです。

振り返れば、

誤った歴史認識がどれほどの社会悪を、不幸を、ネガティヴを

生み出しているか、さらに未来にも影響を与えてしまうか・・・

だから

私が歴史絵を描くことによって知りえた真実を述べておくことも

多少の意味があろうか・・・・と思います。

幸せな・日本の未来・のために

   ★


第一回は海の記念日について・・・まず

東大名誉教授 小堀桂一郎先生の小論を読んでいただきましょう。

平成22年の夏に書かれたものであります。






★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



正しくは「海の記念日」である




年間に計15日ある国民の祝日のうち、「海の日」が本年は7月19日にくる。

なぜこの日が祝日なのか、児童・生徒といった年齢層のみならず、青年・学生、

いや一般の成人・市民に於いても、その由来や意味が正しく教へられ、知識と

なってゐるであらうか。

諸般の観察結果からして多分に危惧を覚えないわけにはゆかない。


さきの大戦での敗北の結果、戦勝国アメリカの軍隊が日本全土を占領して、

従来の制度文物に大がかりな破壊的変更を強制したことは、今はもうさほど

人々の関心を惹かなくなってしまった様だが、
然しこれは打ち消すことのできない

歴史的悲運である。


占領によって消されてしまった我が国固有の国民的行事の一が「海の記念日」であった。

これはどこまでも記念日であって、

国民が業務を休んで遊楽に走ればよいだけの休日といふ性格のものではない。


発祥の由来を尋ねるならば、それは明治9年のこと、

奥羽から北海道にかけての御巡幸の旅に出られた23歳の若き明治天皇は、

青森から函館に渡られるのに際して、政府が前年に英国から買い入れて

明治丸と名づけてあった蒸気船に坐乗された。

天皇が北海道に渡航されたのも、つい20年前には黒船の名で国民の畏怖の的

になってゐた蒸気船に乗られたのも、もちろん国史上初めてのことだった。


明治天皇は船の旅がお気に召したのか、

函館からの環幸(かんこう・皇居にお帰りになること)に際しては

奥羽の陸路を取られず、明治丸で三陸沖を南下され、途中時化(しけ)に遭って

随員の多くが船酔ひに苦しんだのに、ひとり泰然として御機嫌美わしく

横浜港に安着された。


その日が七月二十日だった。


徳川幕府の海禁政策故に、国民は漁民や廻船商人は別として外洋航路の船による

海の旅には殆ど経験も関心もなかったが、明治天皇の御航海が刺激となって

謂わば
海洋国家日本といふ将来を展望しての構想が胚胎したと言ってよい。


この構想が結実して、明治日本は迅速に精強な海軍力を建設し、

結果として明治三八年の日本海海戦での史上空前の大勝利があり、

大正から昭和にかけての時期、日本は英米の二大列強が大いなる脅威

を感じて軍縮条約を持ちかけざるを得なかったほどの大海軍国となり、

又敗戦による全面的武装解除の後早くも十年にして世界一の進水量を誇る

造船大国としての面目がよみがへった。


日本は海洋国家として立つ以外に国家としての生命線を維持する方途はない。

その運命的前提は安政の開国以来全く変わってゐない。

現代語に謂ふ所のシーレーンの防衛・確保は文字通りの日本の生命線である。

国運の将来を担ふ少年達には是非とも国民にとっての海洋の重要さを、

沿岸漁業と外洋海運との両面からよく教育し認識させなくてはならない。


そのためには海の記念日に何らかの記念的行事のあることが

洵にそれに相応しい教育的契機なのだが、現行の様に

七月二十日の歴史的意義を無視してそれに近い月曜日を

ただ休日にするといふのでは、丁度梅雨明け猛暑の頃でもあり、

海水浴の奨励日かとでも誤解されかねない。

法令制定者達の愚陋をただ慨嘆するばかりである。



なほ教育施設として最適の記念物たる明治丸は、

幸ひにして重要文化財として横浜に健在である。





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英邁なる明治天皇のご存在がなければ今日の日本はありません。

日露戦争で日本海軍がロシアのバルチック艦隊を殲滅し

野蛮で理不尽な侵略行為を止め得た!!、その元の元には

明治大帝の御稜威(みいつ)が・・・・・

23歳の青年天皇が明治丸という黒船?・・ 蒸汽船を初体験された、

これが遠因になっているんです。

ペリーの来航によって急速な近代化を迫られた日本でありますが

明治天皇と言う軸芯あればこそ日本は世界に対して対応し得て

苦心の末・・・・今日を迎えたのです、ね。


【海の記念日】を【海の日】と省略してしまい、海水浴奨励日みたいに扱ってしまえば、

遂に国家は滅びのスパイラル・・・・へ

正しい歴史認識と言うものは実に大切なものであります。










posted by 絵師天山 at 12:22| Comment(0) | 歴史の真実