2016年08月20日

取材の旅

週末のワイハー、シンガポール、
花のおパリ、
北イタリア、・・・・おケルトツアー・・・
果ては・・・オーロラ見学ツアー・・・!!

現代日本人は全く間違っています!
クダラン!!
そんなところより、もっと、ズット、
美しき命で溢れ満たされている日本こそ最高!!!

もう決して、
人に釣られての海外旅行は行きません!!!
私は!


何でわざわざ格下の地に赴く必要が??
ありますか??
日本画家なのに??


モネが最晩年に大金を積んで拵えた庭園は
・・・日本庭園だった!
・・・ことをご存知ですか皆さん。
私の高校時代通っていた学校の裏に
石神井公園と湧水のある三宝寺池がありましたが、
世界中の好事家を集めているモネのジベルニーの庭園より
遥かに綺麗だった・・・・・これは、今でも事実。
嘘だと思われるなら公平な心理状態で
曇りなき眼で・・・
比較検討してみれば自明です。


日本画界の先輩も後輩も、先生も生徒も、
どいつもこいつも、誰もかれも、
行きたがるんだよなーーー外国に。

それだからロクな作品が生まれない!!


・・・・と、言う訳で
今回の東北の取材の旅を、もう少しご報告いたしましょう。




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      ここは、秋田県鳥海山北麓の大湧水群なので、
      知る人ぞ知る、稀なる景勝の地





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      毎秒何万トンという清らかな水がいきなり溢れだす!!





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      日本の渓谷美はブッチギリの世界一!
      そのことをご存じでない方も、これを見れば頷く





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      日本中を隈なく丁寧に観察すれば、その深さ高さは計りしれず
      しかも四季折々、数日もかからずに千変万化する美の宝庫





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      清らかな水の尽きない豊富さがあらゆる命を育む





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          水の美、そして、どこへ行っても必ず暮らしに溶け込んだ神社
          名も知れぬ、八百万の神々と共に・・・





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          高山植物を見るなら、秋田駒ケ岳、早池峰山、舟形連峰
          蔵王、朝日、・・・・
          アルプス意外にも数えきれない美しさが・・・










      






posted by 絵師天山 at 05:00| Comment(1) | 高嶺の花

2016年08月19日

女王様

仙台蔵王、と呼ばれる山岳地帯は
宮城県と山形県の県境。
冬の樹氷で有名な蔵王山。
宮城県」遠刈田温泉からエコーラインへ・・・
三階の滝、不帰の滝・・・
登りながらの景を楽しみつつ
駒草平周辺に咲き誇る駒草を取材しました。



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海外旅行の方が上等で贅沢でカッコ良く、憧れだけど
国内旅行は地味で、安っぽくて、カッコ悪い・・そんな
【つまらん囚われ】はもう早々に
捨てたほうがヨロシイ。
さんざん先輩方に誘われて海外取材を続けた絵師が言うのだから、
ホント、!!間違いありません。
>


さすが、駒草!
高山植物の女王様です。



posted by 絵師天山 at 12:14| Comment(1) | 高嶺の花

2011年08月02日

天上の女神たち  3

 今度は大雨。お気の毒にも、福島県は踏んだりけったり、新潟県、山梨県まで・・・。全くひどい事になりました。

 健全な日本が残っていれば、こういうときには、元号を改正して、為政者の成せるケガレを払って、心機一転。

天譴災異【てんけんさいい】という、考え方が行き渡っていたもの。

 現代人は、そういう教育を受けずに、しかも騙されて、民主党に投票させられているしまつ。いかに何でも、この災害続きは、人災そのものであります。

大地震を避けるのに、大雨が降ると言う事実も殆ど知られていません。不気味なくらいの夕茜空が地震の前触れ。と言うことも、今や知る人は少ないと思います。

明治時代になるまで、国家機関として陰陽寮があって、天文や暦法などを司っていました。今の外務省みたいな国家機関の重要なポジションだった様です。陰陽道からすればこれくらいの知識はごく当然。

ヤタガラスという、伝説の?三本足のカラス。これは、陰陽師の最高峰、金鵄【きんし】のことデス。


 陰陽道を復活させる事。・・・これも大切な比類のない日本文化そのものですから。陰陽道は日本の骨格と言える存在なんです。



 ★     ★     ★



 さて、天上の姫君たちを続けましょう。





福島の【姫サユリ】から

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続いて、【大文字草(だいもんじそう)】



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【御前橘(ごぜんたちばな)】



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【岩桔梗(いわぎきょう)】



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【コバイケイソウ】



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【アマドコロ】



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【鷺草】


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  清楚で、すっきりしていますね。












posted by 絵師天山 at 05:00| Comment(0) | 高嶺の花

2011年08月01日

天上の女神たち  2

  【アカモノ】 白いちっちゃな花を支えているガクが、鮮やかな赤。しかし、あかもの・・・・・って、ちょっと残念なネーミング。か?

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 【黒百合】  石川県白山の山頂付近の群生です。ほんとに黒い百合。僅かにエンジがかってはいますが・・・。不思議な不思議な、お花です。



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 【白山小桜(はくさんこざくら)】 夕日ではなく、朝日に映えています。黒百合と競うように、山頂付近の群落。



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 【センジュガンピ】  その白さは極めつけ。



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【深山きんぽうげ】  黄色いお花は清潔感。白との取り合わせが上品ですね。



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 ここにも、朝日が木漏れ日として・・・・。









posted by 絵師天山 at 05:00| Comment(0) | 高嶺の花

2011年07月31日

天上の女神たち  1

 暑さがぶり返しそう。夏休みに入った子供たちが、今度は気温が低くてかわいそうです。が、



 快適に過ごす夏の友。高山植物たちをご紹介しましょう。



 秋田駒ケ岳や、白山、伊吹山、など、高山植物の名所は数あれど、名所に限らず、植物たちは、それは健気に咲き競うのです。名前を知りたくなるのも、もっとも、あまりに美しいから。



 先ず始めは、始めからエースを出しましょうか。

 

【九輪草(くりんそう)】  林の中の日陰の方が好きらしい。


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【大葉黄菫(おおばきすみれ)】  すみれでも山の菫。夏に咲きます。


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【裏白瓔珞(うらじろようらく)】  仏様の飾り、瓔珞に似ている?


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【白山風路(はくさんふうろ)】 ふうろ草の代表者。風に揺れる姫君であります。



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【ズダヤクシュ】 変な名前。気の利かない人が名付け親?


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  どうです、この瑞々しさ。山上の天使たちであります。





  ラスト、風にナビク【ニッコウキスゲ】。

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タグ:高山植物
posted by 絵師天山 at 02:29| Comment(0) | 高嶺の花

2011年07月13日

福島県へ 取材旅行 続き


  ワタスゲの次は、キスゲ。 ニッコウキスゲとも言いますね


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日光の霧降高原でご覧になった方も多いかも。今頃は、高山植物のメジャーとして、全国あちらこちらの山岳で沢山の人々を楽しませている事でしょう。



ことに、梅雨明け以前から熱暑に見舞われた今年は、放射能の影響も手伝ってか、どこも例年以上の咲き方と評判です。



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蓮華ツツジの赤、ヒオウギアヤメの青、ニッコウキスゲの黄色。

S学会の三色シンボルじゃあないんですよ!? 

 自然の美しさそのもの、であります。



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きれいですねー。普通、黄色と言う色は、【軽快】と言う印象を与えるのに一番ふさわしい性格を持ちます、しかし、このキスゲの黄色は、深みがあるんです。黄色は軽いだけであって、深みを感じさせるのはとても難しいのに、この、ニッコウキスゲは、黄色いのに、深い。という驚くべき存在なのです。だから、霧降高原で、霧の中に仄見えた時、ナントも美しい輝きを放つんですね。









http://nihongaka.jp/ ホームページはこちら。



 夫婦扇、誕生花カード、など取り揃えております、どうぞ宜しく。

 メルマガ登録も歓迎。

ツイッターも始めましたよ。アカウントは@takahashitenzanです。










posted by 絵師天山 at 22:47| Comment(0) | 高嶺の花

2011年07月09日

福島県へ 取材旅行 続き


 兎(うさぎ)追いし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて、
忘れがたき 故郷(ふるさと)

如何(いか)に在(い)ます 父母
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思い出(い)ずる 故郷

志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷

 
 耳慣れたこの歌は福島県で生まれたとか。東北地方こそ、日本文化の原点があるのかもしれません。
少なくとも現在、自然が背善のままで残されているのは、東北地方が一番かも。福島県は、【みちのく】
の入り口でもあります、白河の関、と言う、昔ながらの関所がありました。

 文化は国土から。ですね。


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  緑の清流・・・涼しげ。





  福島県、南会津の駒止湿原、ヒオウギアヤメの次は、ワタスゲの大群落です。

 残念ながら前日の雨で、ワタスゲの綿が、まだ湿っていて、充分に開いていませんでしたが、それでも
なかなか、立派なもの、“陶然とする”という言葉がぴったり。

 そのまま、あの世に行ってしまいそう?でした。




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何れも拡大できますよ。







posted by 絵師天山 at 20:50| Comment(0) | 高嶺の花

2011年07月06日

福島県へ 取材旅行


緑滴る、福島へ、久々に取材しました。目的は、南会津の湿原と高山植物。



 会津は、ずっと以前から大好きな地方。尾瀬の北からの入山口や、桧枝岐村、会津高原。



 もっとメジャーな、五色沼や、猪苗代湖と磐梯山、も、喜多方ラーメン、凍み天、浪江焼きソバも。漆の会津塗りも好き。



 知り合いは一人もいないけれど、福島のよさは充分知ってます。 ホントは、牡丹のころ、須賀川の日本一の牡丹園に行きたかったのが、あわただしくて行けませんでした。放射能のお陰で、例年以上の素晴らしい花ぶりだったようです。



 会津っぽ、と言われるど根性が、白虎隊に代表されてるように

とにかく、めげないで頑張って頂きたいと切に思います。





 白河まで東北道、最初の目的地、【駒止湿原】には朝早く到着しました。前日まで大荒れだった東北地方でしたが、既に青空が覗き、すがすがしい空気はたまりません。



 南からの入山口で、ガイドの皆さんに足元を心配してもらいながら、スケッチブック片手に散策。



 いきなり、ヒオウギアヤメの大群落です。



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素晴らしい美しさでしょう!!



アヤメの原種。日本固有種。秋篠宮紀子妃殿下のお印でもあります。



秋になると宝石の様な輝きを持つ黒い実を付けるので、【ぬばたま】の語源ともなりました。









http://nihongaka.jp/ こちらへもどうぞ





posted by 絵師天山 at 21:16| Comment(0) | 高嶺の花

2011年07月02日

福島県南会津 駒止湿原の女王達


   ヒオウギアヤメ 

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どうです、このシャープな花姿。檜で作った扇のように、葉と茎とが要を中心に広がっています。アヤメの原種。その昔、有名な尾瀬のアヤメ平と言う、名所がありましたが、そこは、太古から続いてきた湿原。このヒオオギアヤメで、埋め尽くされていたそうです。とにかく、美しい。 秋になると真っ黒に光り輝く実がなりますよ。


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ヒオウギアヤメとコバイケイソウ。紫と白の対比が緑の中でヒトキワ輝きます。



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サワフタギ、白い花の連作。美しいものです。秋になると瑠璃色の綺麗な実が実るんです。深い渓をふさぐように広がって繁るので沢蓋木。




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キスゲの黄色。ヒオウギアヤメの青紫。蓮華ツツジの赤。 そして、緑いっぱい。



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姫サユリ。 小さいピンクの百合なんですが。とても美しい。本来は、深山の尾根筋に、稜線の風が通るところに、健気に咲くんですが。この映像は、駒止湿原近くの高清水自然公園、でのスナップ。










とにかく、美しさに説明はいりません。









posted by 絵師天山 at 09:23| Comment(0) | 高嶺の花

2011年06月28日

天上の女神たち

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 山芍薬(やましゃくやく)



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 兎菊(うさぎぎく)



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 裏白瓔珞(うらじろようらく)



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  ガマズミ


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 延齢草(えんれいそう)


以前に“福島県良いとこ”と題して、姫小百合(ひめさゆり)で有名な、 福島県南会津町南郷 高清水自然公園  をご紹介しましたが、夏の取材で、高山植物を追い掛け回した時期があり、今でもその頃を懐かしく思い出します。

 あまりの美しさに、山を降りるのが惜しくて。下界の汚辱にまみれた現実が嘘のようでした。

 海山の大自然が人間の心を和ませてくれる事は誰でも知っていますが、高山植物となると、自力で登山しなくては本当の醍醐味を味わう事ができません。誰にでも味わうと言う事が無理な場合も・・・。

 涼を求めて、せめて映像だけでも。

 どうぞ、お楽しみ下さい。









posted by 絵師天山 at 06:00| Comment(0) | 高嶺の花