2014年04月11日

【歴史の真実】K 続 古史、古伝


古史、古伝とは、【古事記】以前の書と伝えられる古文献の総称です。

現存するだけでも古史、古伝は、十種類以上に及ぶと言われていて、

先ず、


宇宙創成から神武天皇の皇統系譜を詳述した

【竹内文書】(たけのうちもんじょ)

出雲王朝の存在と正当性を主張する 

【九鬼文書】(くかみもんじょ)

富士高天原王朝の存在を徐福が記録したとされる 

【宮下文書】(みやしたもんじょ)

神代文化を詳述し神代の百科全書と称される 

【上記】(うえつふみ)

平田篤胤が追い求め戦後になってやと世に出た、韻文体で書かれた大物主系の文献

【秀真伝】(ほつまつたえ)

神武天皇との戦いに敗れ東北に流れた長髄彦(ながすねひこ)の子孫が古代東北史を書き遺した

【東日流外三郡誌】(つがるそとさんぐんし)

古代の政権争いに敗れ東北地方に亡命した物部那加世(もののべなかよ)の子孫が神職を務める神社から発見された、物部氏のルーツを記した

【物部文書】(もののべもんじょ)

江戸時代の黄檗宗の高僧・潮音海道禅師がまとめた『旧事記』の異本、

【先代旧事本紀大成経】(せんだいくじほんぎたいせいきょう)


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先代旧事本紀大成経の様に、成立年代が明らかに古事記以後のものも含まれていますが、

その内容の元となった史料が古事記以前ものであるため、古史、古伝として扱われています。




先回、その序文をご紹介した酒井勝軍著の【神代秘史百話】は、竹内文書を元にして書かれた著述であります。


古史、古伝の多くは現在、偽書とされ、正当に扱われてはいません。

日本の正史は文部科学省によって、日本書紀、古事記のみ、

と言うことになっているからです。

しかし、【歴史の真実】は、想像も出来ない長大なる年月を経ても尚、

色々な歴史遺跡や、遺物、さらにこれら古史、古伝によって、

我々に、真実を語りかけているのです。


歴史とは、一体なんでしょうか?

それは私たち人間の営みのすべてにわたる膨大な

集合意識と集合無意識とが入り混じった海です。

この海(歴史)には、二つの流れがあります。

一つは、この海の表層を流れる海流に当たるもので、

私たちにとって義務教育の社会科以来お馴染みの歴史です。

もう一つは、その海流の下層を流れる潜流・・・とも言うべき流れで、

こちらは、学校では決して教えてくれません。

けれども、海の表層の流れを知るだけでは海の生態を知る事が出来ないのと同じく、

歴史の海でもこの表層の流れだけを幾ら研究しても、

その海、・・歴史の真実の姿や動きを捉えることは絶対にできません。

つまり、もう一つの流れ、歴史の海の『潜流』を知らなければ

日本の【真実の歴史】を知ることは出来ないからです。

なぜ日本の真実の歴史を知る必要があるのでしょうか?

それは今後私たち日本人が果たすべき役割、

日本が目指すべき方向性を正しく理解するためです。

何のために日本人として生まれたのか、又、

自分が何を成すべきかを正しく知るために・・・・。






posted by 絵師天山 at 12:10| Comment(0) | 歴史の真実
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