2012年01月09日

古事記 序 その一

太安万侶による古事記序文が、稀に見る名文である事を重
ねて申し上げておきましょう。
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臣安万侶言(しんおうのやすまろまおす)・・・・・・。

元明天皇に奏上致しますという体裁で、神代の・夢の様な・
膨大なる時の流れ・を、いともあっさり言い尽くした名言に
、うっとりする方も多いと思います。

簡潔にして、要を得ている。人間業とも思えません。

なかなか、どうして、少なくとも凡人には、このような文章
は書けないものであります。悠久の時の流れを、深い深い内
容の詰まった歴史を、たった一言で表してしまう妙技にただ
ビックリ。

襟を正される思いがするのは私ばかりではないはずです。
何故これを現在の国語教育の現場に持ち込んで活かさないの
か? 若き日本人には、国家の範とも言うべきこの序文をま
ずもって、諳んじさせるべきでありましょう。

諳んじるだけで、日本人としての骨格が出来てしまうと断言
しても良いくらいの名文であります。
全く天の声と言っても良い。
まるで、【高天原】を見せてくれている様です。

 
夫混元既凝、気象未效。無名無為。
ソレコンゲンスデニコリテ、キショウイマダアラワレズ 
ナモナクワザモナシ

この時点でもう、何をかイワンヤ・・・・・・。
本居宣長の古事記伝に於ける解説こそ最も深い理解をわれ
われに提供してくれています。

実に沢山の人が訳したり、解説を試みていますが、どれも
的外れ。どこか外れているだけです。

ひどいのになるとこの【序】が後世の捏造であると言って
る奴がいるらしい。こういうばか者につける薬はありませ
ん。捏造しようとして書ける文章かどうか、子供でもわか
る理屈ですね。


誰知其形。然乾坤初分、參神作造化之首、陰陽斯開、
二霊為群品之祖、
タレカソノカタチヲシラム。シカシテケンコンハジメテワカ
レテ、サンシンゾウカノハジメヲナシ、インヨウココニヒラケ
テ、ニレイグンポンノソトナリ、・・・・・・・







posted by 絵師天山 at 00:38| Comment(5) | 古事記1300年
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