2012年01月07日

『とこわか』 趣意書

 国民記念事業 『とこわか』 趣意書

 ☆ 日本神代絵巻・伊勢神宮式年遷宮絵巻 ☆





此の度、日本神代絵巻(やまとしんだいえまき)並びに伊勢神宮
式年遷宮絵巻を謹製するに当たり、謹んで天照坐皇大御神並
びに天神地祇の大前に先ず以ってご報告申し上げます。
  
本年は奇しくも今上陛下御在位二十周年の佳き歳であります。

この佳き歳を記念して、二幅の絵巻を描き始める事と致しま
した。

我が國は大東亜戦争終結後、欧米の強要により、多種多様な
欧米の文物・制度・学術を輸入されてきました。しかしなが
らこれらの急激な輸入は、厳正な批判を欠き、徹底した醇化
を為し得なかった事から現今、我が國の伝統的な思想上・社
会上に於いて甚大な弊害をもたらしています。また、國體そ
のものの存亡の危機に瀕しているとも言えます。
  

今日の我が國民の思想の相克・生活の動揺・文化の混乱を打
開する為には、我ら國民ひとりひとりが西洋思想の本質を見
極めると共に、真に我が國體の在り方を体得する事の外あり
ません。

  

凡そ、我が肇國(はつくに)は天照坐皇大御神が神勅を天孫瓊
瓊杵尊(ににぎのみこと)に授け給うて、豊葦原の瑞穂の國に
天降り給える時に存します。 

天照坐皇大御神はこの神勅によって君臣の大義を定められ、
我が國の祭祀と政治と教育の根本をお示しになられました。

我が國はこのような悠久深遠な肇國の事実に始まった神話に
基づく國であります。


  
伊勢の神宮は神話の時代よりご創建あらせられ、御神体とし
て石凝姥命(いしこりどめのみこと)の鋳された八咫の鏡を御
奉斎せられる日本の本宗であります。

神鏡奉斎の神勅によると、八咫の鏡は天照坐皇大御神の御
霊代(みつえしろ)として皇孫に授けられ、歴代天皇はこれを
受け継ぎ、斎き奉ることで、常に天照坐皇大御神と共にあら
せられるという大御心であります。これは即ち天照坐皇大御
神は御鏡と共に今におわします、つまり過去も未来も今に於
いて一つになると言うことです。

これは将に、神宮の式年遷宮に見られる【常若(とこわか)】
の生命と言えるでしょう。

我が日本の歴史は永遠の今の展開であり、日本の歴史の根
底にはいつも永遠の時が流れているのです。


私は日本画家として日本神代絵巻と伊勢神宮式年遷宮絵巻を
対巻として描く事で、御皇室の彌榮を請祈(こいの)み奉ると
共に、我が日本國民は天孫降臨によって神々と固く結びつい
た神裔であると言う事を、些かでも日本國民に呼び覚ますこ
とが出来ることを切に願うものであります。


総合監修を東京大学名誉教授文学博士、小堀桂一郎先生にお
願い申し上げ、各考証は陰陽道陰陽会、陰陽頭、舊事希軍先
生にお尋ね致します。



           紀元2669年 己丑 如月





IMG_1591.JPG


習作の箱書き、及び外装




posted by 絵師天山 at 11:07| Comment(0) | 古事記1300年
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