2011年06月08日

装束の魅力


  日本画と共に、 日本文化を語ろうとするとき、必ず見逃せないのが装束。

 衣食住と言う通り、必ず真っ先に出てくるのが衣装です。

  

 勿論振袖も日本の衣装としての代表と思われますが、それは上辺の事。



平安時代に確立された、といわれている十二単、と総称される装束こそ日本文化の真髄ですね。





 私が装束に興味を持ったのは、源氏物語の絵を連作しようと意図してから。随分研究しましたが、まだまだ、面白さの核心には程遠いですが。



 先ず、私が、これまでに参考とし、教科書のように学んでいる本をご紹介しましょう。



 (株)オクターブ  【十二単のはなし】  現代の皇室の装い

             仙石宗久 著



 誠文堂新光社   【素晴らしい装束の世界】  

            いまに生きる千年のファッション   

             八条忠基 著



 京都書院   【かさねの色目】  平安の美裳

             長崎盛輝 著





 【十二単のはなし】 が、特にお勧めです。

高倉流の本流が、格調高く解説されていて、奥深いことも分かりやすく理解できます。  

【素晴らしい装束の世界】は、とっつきやすさが楽しい本。

【かさねの色目】は、ちょっと、本格的。かさねを楽しんできた平安人の美意識を深く知ることが出来ます。



  天皇陛下、皇太子様、のご装束姿をご覧下されば、日本文化の真髄が、誰にでも感じられることでしょう。




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posted by 絵師天山 at 07:21| Comment(0) | 装束 
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