日本画と共に、 日本文化を語ろうとするとき、必ず見逃せないのが装束。
衣食住と言う通り、必ず真っ先に出てくるのが衣装です。
勿論振袖も日本の衣装としての代表と思われますが、それは上辺の事。
平安時代に確立された、といわれている十二単、と総称される装束こそ日本文化の真髄ですね。
私が装束に興味を持ったのは、源氏物語の絵を連作しようと意図してから。随分研究しましたが、まだまだ、面白さの核心には程遠いですが。
先ず、私が、これまでに参考とし、教科書のように学んでいる本をご紹介しましょう。
(株)オクターブ 【十二単のはなし】 現代の皇室の装い
仙石宗久 著
誠文堂新光社 【素晴らしい装束の世界】
いまに生きる千年のファッション
八条忠基 著
京都書院 【かさねの色目】 平安の美裳
長崎盛輝 著
【十二単のはなし】 が、特にお勧めです。
高倉流の本流が、格調高く解説されていて、奥深いことも分かりやすく理解できます。
【素晴らしい装束の世界】は、とっつきやすさが楽しい本。
【かさねの色目】は、ちょっと、本格的。かさねを楽しんできた平安人の美意識を深く知ることが出来ます。
天皇陛下、皇太子様、のご装束姿をご覧下されば、日本文化の真髄が、誰にでも感じられることでしょう。
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