2011年05月01日

極上の春草展 ホンモノのセレブリティーが、ここに

 庭の生垣に、キジバトが巣をかけて、卵を抱いています。
紅カナメという、春の新芽時に赤い新葉が出て、伸びがいいので、近来の住宅事情に合わせて盛んに
生垣に利用されるようになった樹です。

 例年同じようなところに巣を作っては雛が、孵ってきたのですが、昨年は、抱卵中にカラスにいたずらされて、卵は巣から落ちて、断念。かわいそうなことをしてしまいました。

 このあたりのキジバトは人に慣れており、相当近づいても逃げません。特にこのキジバト夫婦は、家が気に入ったらしいのです。同じツガイかどうか?正確なところは分かりませんが、ともかく初夏の風物史と言った趣で、期待させてくれ、なかなか良い物であります。


 大天才、菱田春草の作品にも、ハトは登場しています。様々な種類のハトですが、実にハトらしいツガイなので、ご紹介しましょう。




  “老松双鳩”



IMG_2420(1).JPG


IMG_2423.JPG


  穏やかさを、眠りそうになってる鳩によって表し、普遍性を松の表現に見出す事ができます。



“鳩”


IMG_2421.JPG



IMG_2422.JPG

 同じく松の根元に集う、三羽のグループ。




“温麗”



IMG_2417.JPG

 躑躅ですね。

IMG_2418.JPG





“紅葉鳩”


IMG_2424.JPG


IMG_2425.JPG




“梨に双鳩”


IMG_2385.JPG




IMG_2386.JPG

この作品が初期のころ。おそらく、鳩を描いた第一作目ではないでしょうか。















タグ: 老松 躑躅
posted by 絵師天山 at 16:46| Comment(5) | 菱田春草
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: