まあ、騙されたと思って、ユーチューブで
岸昭夫名人の動画をご覧ください!
東北は山形県最上地方。
母なる大河最上川の名勝“最上峡芭蕉ライン観光”
江戸の昔、かの松尾芭蕉が奥の細道紀行の折、
最上峡を船で下って、酒田へ出た、
・・・さみだれをあつめてはやし最上川・・・・
先日所要があって、山形、秋田へ出張、
以前はちょいちょい写生取材の為に、全国あちらこちらへ
出かけたのですが、60歳を超えるあたりからは、
もっぱら古典を読みふけり、
有職故実などに凝り始め・・・
富士山以外は積極的に出歩かなくなっておりましたが
仕事などで訪れた地がどこも素敵で、幾度訪ねても
折り折に面白みがあり、スケッチする程でもないが
興味はソソラレル・・・・という日々。
が、今回の東北の旅は、緑イッパイ!
そして特別に旅情を慰めてくれたのが
この岸昭夫大名人唄うところの【最上川舟唄】でありました。
ヨーイさのマカショ
えーンやこらマーカセー・・・
「岸昭夫」の画像検索結果 140×161 - blf.co.jp.URL
肖像権などありますので、岸昭夫名人の素顔はご自身で検索、動画は必ず観て下さい!!ね!!
陸奥=みちのく、またの名を『奥の細道』、
都会の初夏は、コチラではまだ春の装い・・だったり・・・

ブナが主役の森もまだ木の芽どき・・・
雪解けの水が清冽・・・・・

それはそれは、見ごたえ満載

この瀧は、鳥海山からの厖大なる水から生まれています・・・
その水域には特別豊かなな植生が広がる・・・
これは桂の大木の芽吹き・・・

鳥海山は、秋田県と山形県をマタガル東北随一の名峰。
日本海側にせり出している独立峰なので、四季の変化が強烈。
特に冬は断固たる厳しさ・・・・・

山頂へは簡単に行けないが、夏スキーなど楽しむには八合目の鉾立(ほこだて)まで車で行ける。
なんと!日本海に沈む夕日と東から昇る月とを同時に眺めることができます。



日本海に沈む夕日は水面を染め尽くす・・・
忘れられない、印象・・
山形県中央に聳える名峰【月山】もすぐそこに見える・・・し

それはそれは素晴らしい景観なので、
三泊五日の香港なんかまるで問題外!!
ワイハー論外!!!個人の感想です・・・
その他、秋田では
レオナルド藤田の超大作やら
ユーゲニズムの岡田謙三とか、
・・昔懐かしい巨匠達と久しぶりの再会。、
さらに、秋田蘭画の小田野尚武や、佐竹の殿様の力作を拝見。
尺八縦物の軸で、鏑木清方の美人画は白眉でした。
尚武のパトロンだった佐竹公は、実に研究熱心で、技法書までしたためておられ、
殿様業そっちのけで絵を描いていたらしい・・・
殿様だけあって、おおらかな、欲しがらない作風は見事でした。
酒田の山居倉庫では享保雛の名品が飾られて・・・・。

秋田美人、庄内美人、の言葉が
未だ実態として全国レベルであるのは
この地域の人々の文化への憧れの強さの現れ・・・
京都宮廷文化への憧敬そのもの、
つまりは日本ならでは・・・・・
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