2017年04月17日

日本人の劣化が止まらない




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綿津見神(ワタツミのカミ)は、
上に大綿津見神(オホワタツミのカミ)ありて、
名義(ナノココロ)など其處(ソコ)に云(イエ)り、
又 御禊段(ミミソギのダン)に、底中上と、
三柱(ミツハシラ)綿津見神あり、
其は阿曇連(アヅミのムラジ)が祖神(オヤカミ)に坐(イマ)すよし、其處(ソコ)に見えて、姓氏録に阿曇宿禰(アヅミのスクネ)は、海神(ワタノカミ)
綿積豊玉彦神子穂高見命(ワタツミトヨタマヒコのカミのコ
ホダカミのミコト)の後也(ノチナリ)と あると、書紀 此の段に、海神豊玉彦(ワタツミトヨタマヒコ)とあるとを、合わせて見れば、此の綿津見神は、即ち彼の御禊の段のなりけり、

 
萬葉九【十八丁】浦嶋子を詠る歌に、
海若、神之宮乃、内隔之、細有殿爾(ワタツミのカミのミヤのウチノヘのタヘナルトノ二)云々
【此の歌、凡て此段の趣と似たることあり、考へ見るべし】


さて海神(ワタノカミ)の宮は、海の底にある國なり、
後の世のなまさかしき説(トキゴト)どもは、
古傳(イ二シヘのツタヘ)の趣にかなはず、


【佛書に龍宮と云る物あり、其の説(トケ)るさま、あやしきまでに此段にいとよく似たる處あり、故れ書紀の口決纂疏(クケツサンソ)などには、此海の神の宮を直(タダ)に龍宮とぞ云はれたる、佛書を信(タノ)める人は、然
主客の語の別(ワキ)まへだになく
て、彼 所謂龍宮を、主として云れたるなり、又漢籍にもをりをり、水神宮の事を云るありて、其 はたよく似たる故に、かにかくに此段は、異國書(イコクブミ)に依て、造れるものかと、疑ふ人あるなり、
されどそは、ただ異國書(イコクブミ)をのみ信(タノ)みて、皇國の古傳(イニシエのツタヘ)を信(ウケ)ざるものなり凡て皇國のは、其の書こそ後に出来つれ、其事は、神代より語り傳へ来つるままなればこよなく古きを、異國の説どもは、其書こそ、此方のよりやや先なれ、説る事は、己がさかしらのみ多くして、古へのままならねば、返りて皇國書(ミクニブミ)より遥かに後なり然れば此段の傳説(ツタヘゴト)は眞(マコト)なり本なり
佛書の龍宮は、此 綿津見神宮の事の、上代におのづから、天竺(てんじく)などにも、かたはし傳はりたるに、種々の事を造り加へて説たるものなり、又 漢(モロコシ)ぶみにも似たる事のあるも、然(シカリ)なり、

そもそも皇國は、萬國を御照し坐す、天津日大御神の本御國なれば、凡て萬の事も物も、みな皇國ぞ本にして主にして
、他國々(アダシクニグニ)へも、おのづからな流れ及びたるものにて、相似たることも、もとより多かるは、彼が吾に似たるにこそあれ、吾が彼に似たるには非ず
然るを世々の物知り人みな、此の元の本末をば得知らずして、ただ後に萬の事も物も、異國を学び、異國より来り、又物語書などに、異國の故事を取りて、作りかへたることのあるなどに倣ひて、萬の事もみな、異國を本と心得るから、神代の故事などをさへに、其の類かと疑ふは、良く異國書に惑へるものなり、
よしや本末はしばしおきぬ、
天地の中に人の形を始めて、山川草木、其餘(ソノホカ)の物も、皇國漢天竺と、大かた異なることなく、皆おのづから同じさまなれば、古への傳へ事なども、此方と彼方と、などかは同じきこともあらざらむ、同じきからに、必ず彼を学びたりと思ふは、いと愚かなり人の形も何物も、彼を学びて造らざれども、おのづから同じきにあらずや

さてまた近き代の、なまさかしき人の心には、水中に宮室などのあるべき理なし、と思ひとるから、かの龍宮などの説をも信(ウケ)ず、此の段の事をも、実は海底には非ずとして、或は薩摩の國近き一の嶋なりといひ、或は琉球國なりといひ、或は対馬なりなども云て、その證(シルシ)などをも、とりどりに云めれど、凡てさる類は、皆古傳に背(ソム)ける、例の儒者意の私事なり、さばかりさかしく、
漢めきて書かれたる書紀にすら、『内火々出見尊於籠中沈之干海』、また 『海底自有可怜小汀』、などあれば、海の底なることは、これらの語にても、しるきものをや】


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これは、本居宣長翁の【古事記傳】
綿津見神への解説・・・

いわゆる海幸彦、山幸彦の神話

浦島太郎の物語・・・・?
乙姫伝説??

今や国家として亡びかねないほど疲弊したギリシャの神話に似てるのが
日本の神話・・・・・マネしたのかぁ・・・
とかウソブク!!???、バカものに読ませたい処・・・・

日本が世界の祖国
であるという事実認識などほぼ皆無・・・
茫然自失、朦朧とした現代人の、それでもなおさかしらなる語りを止めようとする慎みすらない
もっとも宜しくないトコロ・・・・・

自分が国家に属している人間の一人という本分すら解らなくなり
無二の国家に属している事が全ての源であることにさえ背を向け
民主主義だ、グローバルだ、ジェンダーフリーだ、・・・ロハスだ??
国境を超越し・・・等々の戯言にダマされて続けているだけなのに

己を語り、国家世界を語る、・・・
おこがましくも恥知らずな、ヨーロピアンレギュラーにたぶらかされた処からしか言葉も出ない・・ど厚かましいあほたれが、年金貰って長生きしてのうのうと暮らしているのが今の日本。

残念なのは、本居宣長公の示唆が心にしみるまで
半日も・・・かかってしまう私の頭脳・・・





posted by 絵師天山 at 16:26| Comment(0) | 古事記1300年
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