2015年11月09日

【歴史の真実】38   明治神宮 秋の大祭

明治神宮は、明治天皇、
昭憲皇太后御二柱をお祀りする神社で、
大正9年(1920)11月1日にご鎮座になりました。
もう、間もなく記念すべき100周年を迎えようとしています。


良く知られていることですが、明治天皇はご在世中、日本の近代化を推し進められ、
憲法、教育、文化、国防などすべてにわたって飛躍的な発展を成し遂げられました。
振り返って見れば、明治時代は日本にとって
実に特別な時代であったと言えましょう。

明治45年(1912)7月30日、明治天皇が崩御されると、天皇のご神霊をお祀りする神宮を創建して、ご遺徳を永遠に景仰申し上げたいと熱望する声が国民の間から沸きおこり、大正3年(1914)4月11日、昭憲皇太后が崩御されると、そのご神霊も共にお祀りすることとなりました。




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文化の日は、本当は【明治節】と言います。
言うまでもなく明治天皇御誕辰の祝日。
戦後の誤った史観によって文化の日という名称に慣れさせられてしまいましたが、11月3日は
明治神宮で最も重要な祭儀。
当日は、明治天皇の御生誕日にあたるので、宮中より勅使の差遣がある大祭です。


私も、毎年11月3日、余程の事情がない限り例年参拝を欠かさないよう心掛けております、



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菊の季節でもあり、秋たけなわ・・・
例年菊の展示会が参道で行われています。



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明治神宮が出来る前はこの辺り一帯は
南豊島御料地(皇室の所有地)といって、
現在の御苑一帯を除いては畑がほとんどで、
荒れ地のような景観が続いていたそうです。




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「永遠の森」を目指した壮大な計画のもと、
大正4年から造営工事が始まりましたが、
全国から植樹する木を奉納したいと献木が集まり、
北は樺太(サハリン)から南は台湾まで、
日本だけではなく満州(中国東北部)朝鮮からも届き、
全部で約10万本の木が奉献され
延べ11万人に及ぶ青年団の勤労奉仕により植林することによって、代々木の杜が誕生しました。



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当時、樹木の種類は在来種等を含め365種でしたが、
東京の気候にそぐわない種類もあり、
現在では234種類になりました。
今や、東京ドーム15個分の杜は、
まるで自然林のように大きく豊かに成長し、
平成25年の「鎮座百年記念 明治神宮境内総合調査」では、
日本新発見の昆虫(ジングウウスマルヒメバチと命名)
が報告されたほか、数多くの絶滅危惧種や、
都会には珍しい生物がいることが報告されました。


人口の森なのに、常緑広葉樹が中心になった
太古の杜、のような景観を成しているのです、



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湧水も、池も・・・・
大都会のオアシス・・




コチラは宝物殿


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近くの西参道では流鏑馬の勇壮なる行事が・・・・



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11月3日は快晴、と決まっているとか・・・

必ず小春日和!
スバラシイ一日を過ごすことができます。

これも一重に、明治大帝の御かげ・・・
誠に、有り難き極みであります。





          

            




posted by 絵師天山 at 02:21| Comment(2) | 歴史の真実
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