2015年09月24日

生誕100年記念 今野忠一展

秋たけなわの山形県天童市では
今野忠一生誕100年記念展が開催されています
亡くなられてからおよそ10年
師匠と仰ぎ27年、
あわせて37年、これまでずっと・・・
常に指標とし、先生に照準を合わせて研鑽してきました。
外面的な“求めるモノ”は違っていますが
大和絵の真髄を求める心は同じ。
先生の様に・・・・
日本画でなければ表現し尽くせない世界に
何とかして辿りつきたい思いです。


   


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【反性の結合】
これこそが、日本画の日本的造形方法の核
大和絵の神髄であります。





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           宿鳥





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           老樹





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           源々





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           月山





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           北嶂残雪





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           早春の響






山形県天童市 市立天童美術館
9月18日〜10月18日
生誕100年記念今野忠一展



今野忠一(1915年〜2006年)は
山岳画家というジャンルを切り開き、
日本の名山を描き続けました。
忠一が活躍した時代は、戦後の日本画改革期と重なり、
日本画の形状が大型化し、
厚塗り、西洋絵画表現の導入がおこなわれた時代でもありました。
この変動期の日本画の世界で、暗色を取り入れながら、
陰影法や遠近法をなるべく使わないように試みました。
この試みによって日本画の要素を失わないギリギリの表現を確立し、
日本画改革の旗手のひとりとして活躍しました。
忠一は風景をとおし、人間と自然との対話を主題とした数々の名作を生みだし後、
日本の名山を描きました。さらに最晩年は実景から入った心象風景を描き、心の山河を表現しました。
2015年は忠一の生誕100年という節目の年になります。
この機会に代表作を展示公開し、その功績を顕彰します。


      案内パンフレットより・・・・









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posted by 絵師天山 at 12:09| Comment(4) | 日本画の真髄
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