昨年開催された第62回伊勢神宮式年遷宮記念展は、奉納絵巻をメインにし、
和歌を題材にした新しいスタイルの作品で構成しました。
歴史画といわれる絵画が流行した時代もありましたが、今日では稀な中・・・
私は人物画を追究する一つの方法として、和歌を媒体にして歴史画を描く事に夢中になっているところです。
昨日の記事で紹介しました“平野啓子さんによる語り”の、背景として用いられるのはその内の5点。
トルコやドイツでも講演会がひらかれるそうで、フリーアナウンサー=語り部・・・
として平野さんは日本文化を国内外に紹介する活動を続けておられます。
平野さんばかりでなく、日本文化の真髄を求めている方々から、この一年、様々に真摯な反響をいただきました。
ギャラリートークでも、歴史の真実とか、和歌について、古事記絵巻制作のお話とともにさせていただき、そのことが、自身の心情を深めてゆくステップにもなったので、
精魂込めて制作した奉納絵巻は、文字通り私にとってのライフワークになり、又、なりつつあります。


神宮への奉納も無事済ませ、さらなる取り組みを本格化させねば・・と望んでおります・・・

【日本神代絵巻】奉納
神宮司庁文化部長 河合真如氏から
大宮司鷹司尚武さまよりの感謝状を戴きました

始めの部分を広げて文化部長河合氏に解説

神宮司庁への奉納前に
陰陽師舊事希軍(くじまれとき)師による
浄祓いの儀を執り行いました。




神宮徴古館前で河合文化部長と
古事記の神話の時代から続けられてきた日本文化の神髄に
ほんの少しでも近づけたら幸いです。
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